Voice 留学体験談
【Co-op留学】ビジネスマネジメント系
河津 里紗子さん
PROFILE
ご職業 | 大学生 学習院女子大学 |
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国・都市 | カナダ、バンクーバー |
期間 | 48週間(2021年2月) |
学校 | コーナーストーン インターナショナル コミュニティー カレッジ オブ カナダ |
参加プラン | ESL+International Business Management ※前半600時間のアカデミック(専門授業)+後半600時間の有給インターン(Co-op) |
2021年2月にカナダへ出発し、Co-op留学をしている河津様にZoomでお話しを伺いました。留学生活のうち8ヵ月が経過し、どのような経験をされたのでしょうか?
もともと、将来は海外で働いてみたいと考えていました。その第一歩として、海外で働く「現場感」を知るため、海外でのインターンができるCo-op留学を選びました。留学エージェントはいくつか回ったのですが、その中で一番親身になって相談に乗ってくれたISS留学ライフに決めました。
カレッジの授業はとても難しい!ビジネスやマーケティングを学びました
私のクラスは 30人程で、時期的なこともあってか日本人は半分くらい。同じように休学して留学をしている大学生の方も多かったです。 日本人以外の留学生の国籍は様々ですし、年齢層も、18歳の高校生もいれば、社会人の方も多いという感じで色々な方に出会えました。
私はこれまでビジネスや経営学、マーケティングなどを勉強したことがなかったため、初めの頃は授業について行くのが本当に大変でした。ただ、他の留学生もマーケティング知識は全くゼロという方は多かったです。
グループでのプレゼンは楽しかったです
授業は講義形式のほか、発表やプレゼンも多くありました。毎月、月ごとにテーマがあり、それに対してグループプロジェクトがあります。例えば、新しい商品を考えるというテーマもありました。私のグループでは、Netflixの新サービスを考えて、サービス内容、ターゲット層、広告戦略、継続して使ってもらうにはどうしたら良いか、などを考えたこともありました。難しいですが面白くて、このプレゼンは印象に残っています!
評価は、「毎月のグループプロジェクト」「個人のプレゼン」「個人のレポート」の3つから付けられます。合格不合格やABC…評価ではなく、先生が理解度をパーセントで付けてくれるのですが、一度「95%」をいただいたことがあり、嬉しかったです!😀
ちなみに、専門コースの授業が始まる前に、1ヵ月ESL(英語コース)を受けましたが、これは受けて本当に良かったです!1ヵ月だけで英語が流暢になるかというとそうではないですが、話したり聞いたりする練習になりましたし、そこでできた友だちとはずっと仲良くしているのでネットワークができました💕
カレッジに通っていた頃の1日のスケジュールは、午前中はアルバイト、13時~17時に授業でした。放課後は友だちと一緒にどこかに出かけたりも多かったです。
ローカルのカフェでのアルバイト!日本人は私一人
カレッジでの授業が始まって3ヵ月くらい経ったころ、ローカルのカフェでのアルバイトを始めました。ガイドブックなどにも掲載されている人気のカフェレストランです。人気店なのでとにかく忙しく、人手不足だったこともあったのかもしれませんが無事に採用していただけました。
そしてこのカフェでのアルバイトは、今のところの留学生活で一番苦労しました!
スタッフもお客様もほとんどがカナディアンなので、日本人や日本に興味があるという方はいません(これが日本食レストランなどでのアルバイトであれば、お客様は日本に興味がある方が多かったりします)。なので、日本人が私一人という環境で、人間関係を構築していくのにとても苦労しました。語学力の壁もありますが、分からないことがあった時にはどんどん質問をして、スタッフにもやる気のある姿勢を見せるようにしました。時間はかかりましたが、だんだんと休憩時間にスタッフと話すようになったり、少しずつですが打ち解けることができたように思います。
また、仕事の面でも悩みがありました。私は「サーバーアシスタント」という役割なので、オーダーを取ったり、レジ打ちをしたり、お水を運んだりはするのですが、メインでの接客はできません。アシスタントでない「サーバー」とは同じ時給なのですが、お客様と直接接しないのでチップを貰えないこと、英語を使うためにローカルのカフェで働いているのに英語を使う機会が少ないことが少し辛かったです。
海外での最初のアルバイトは、日本食レストランがおすすめ
ローカルのカフェで2ヵ月ほど働いたあと、今は日本食レストラン(とんかつのお店)でアルバイトをしています。スタッフは日本人が多いですが、韓国、ベトナム、カナダなど他の国籍の方も働いています。
私は最初から日本人が一切いないカフェで働いたのですが、海外での最初のアルバイトは日本食レストランがおすすめかな、と思います!というのは、同じ飲食店でも日本とは色々と異なるので、仕事の流れや仕組みなどを日本語で教えてもらい、しっかり理解したほうが効率が良いです。その後である程度慣れてきてから、もっと英語を使えるようなローカルのカフェやレストランなどの求人を探すほうが良いかと思います。
実際、今の日本食レストランではサーバーの仕事をしていて、今のほうが幅広い業務をこなせていると感じます!
最近の1日のスケジュールは、10時半~16時に日本食レストランでのアルバイト、そのあと就活という流れが多いです😀
アルバイト代やシェアハウスのこと
9月から、カレッジで出会った日本人の友人と3人でシェアハウスをしています。1人あたり月800ドル程の家賃なので、アルバイトで稼いだお金で支払うことができています。
今働いている日本食レストランは、カナダの最低時給15ドル程(1,500円程)ですが、チップが1日30~40ドル程(3,000~4,000円程)もらえています!留学前に思っていたより、現地で稼いでいるなあとも思います(笑)。
Co-op留学なら現地でアルバイトができるので、現地で自分で稼いだお金で生活費が賄えます。
ボストンキャリアフォーラムの選考に挑戦中
カレッジでの専門コースの終了後、今は「ボストンキャリアフォーラム オンライン2021」の選考を受けたり、対策をしたりという日々を送っています。通称「ボスキャリ」と呼ばれるこのイベントは、海外留学をしている学生を応援したい企業が積極的に参加している就職イベントです。今年はコロナ禍でオンライン開催となっているので、企業への応募期間は3~4ヵ月間あり、世界各地から参加可能です。
私も、IT系など色々な企業の面接を受けたりしています!周りの日本人留学生の友だちも、これに参加している子は多く、帰国後を見据えて就活をしています。
\ボスキャリの詳細はこちら/
バンクーバーの自然が大好き!お気に入りのスポットは…
コロナ禍の留学ということで、「通常より留学生活を楽しめないんじゃないか?」と不安な気持ちもありました。しかし実際に現地に来てみると、ちゃんと感染対策をしていれば充分に楽しめるし、遊びにも行けます!2021年10月現在のバンクーバーですが、外を歩いているときなどはマスクを着用しなくても良く、公共交通機関やレストラン、お店などに入る時はマスクを着用しています。メリハリをつけて感染対策を行っています。
バンクーバーは、まさに都会と自然の融合!といった感じの都市でとても気に入っています。
自然が豊かで、特にノースバンクーバーの「Deep Cove」は最高でした💛日本人の友だちと、チリ人の友だちと3人で行きました。大きな湖があり、ハイキングを楽しめる大自然となっています。Deep Coveには人気のドーナッツ店もあり、ここでドーナッツを買ったりしてゆっくり楽しめました。
カナダは全体的にドーナッツ店が多い気がします🍩
インターン探しは「日本人であることを活かせる仕事を探すこと」が重要?
留学は2022年3月頃までの予定です。引き続き、ボスキャリでの就活も頑張りたいですし、それが落ち着いたらインターン探しもしたいです。せっかくなので、オフィスワークを探したいと思っていますが、周りの日本人留学生もインターン探しには苦戦しているようです。
Co-op留学でのインターン探しの際は、英語が流暢なネイティブと同じ土俵で戦うことになるため…とにかく「日本人であることがアドバンテージ(優位)になるような仕事」を探すのが重要かと思います。例えば、友人の中には「日本人留学生の顧客を増やしたい携帯電話会社」だったり、「日本と取引のある貿易会社」だったりでインターンをしている人もいます。日本のことが分かる、日本語が使えることがアドバンテージになるような仕事を探すのが、一番の近道かなと思います。
また、最初から有給で働くのは難しい場合もあるので、まずは無給でもいいから経験をさせてもらうつもりで探すのも良いかと思います。