Voice 留学体験談
「大学生になったら絶対留学しよう」と決めていました
山田 美咲さん
PROFILE
ご職業 | 大学生 神戸市外国語大学 |
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国・都市 | アメリカ合衆国、アーバイン |
期間 | 37週間(2017年4月) |
学校 | カリフォルニア大学アーバイン校 |
参加プラン | アメリカ認定留学・休学留学 大学付属英語研修 |
前回の悔しさをバネに
留学は高校生の頃からの夢でした。高校二年生の時に修学旅行でロンドンに行った際、現地の高校生と交流する機会があり、その時質問されてもどう答えればいいのかも判らず作り笑いでやり過ごすという場面が何度かありました。「伝えたいことはたくさんあるのに伝えられない」この経験から、「読み」「書き」だけでなく「聞く」「話す」の力も身につけたいという思いを抱くようになりました。また、私は英語教師を目指しているので語学力を高めたいという思いもあり、「大学生になったら絶対留学しよう」と決めていました。
ESLの授業
私はカリフォルニア州の南にある、カリフォルニア大学アーバイン校に約9ヵ月間の留学しました。前半はESLコースで英語の基礎を固めました。英語の学力はある程度あったものの、初めの数ヶ月は先生方の話すスピードについていけないことが度々ありました。また、クラスメイトも話すのが上手で、彼らの英語も聞き取れなかったり、答えられなかったりしてコミュニケーションを取るのが困難でした。それでも見捨てず仲良くしてくれたクラスメイトには感謝しています。ESLの授業で最も心に残っていることは、フィールドワークで現地の小学校へ行き日本についてプレゼンテーションをしたことです。日本人のクラスメイトとペアを組み、日本昔話と漢字について発表しました。プレゼン前は声が震えるほど緊張していたのですが、アメリカの小学生は日本の小学生と違い、こちらから何か質問すれば自主的に手を挙げて答えてくれたので、緊張はすっかりほぐれ和やかな雰囲気でプレゼンを進行することができました。特に漢字は人気で、名前を漢字で書いてみるというアクティビティではたくさん手が挙がりました。
英語教授法の授業
後半はTEFLという英語教授法を学ぶコースを取りました。この頃には英語に慣れており、コミュニケーションも円滑に取ることができるようになっていました。TEFLコースは一般英語とは違い、専門的な内容を英語で学びました。また、グループワークやペアワークを中心に授業が進められたので、クラスメイトとの距離もぐっと縮まり、友情が生まれました。毎日大量の課題が出されたので、放課後一緒に残って宿題をしたり、時間がある時にはショッピングや映画、遊園地に行ったりもしました。また彼らも英語の教師を目指していて、母国の教育制度や理想の教師像について語り合うこともできる良き仲間でもありました。今でも彼らとは連絡を取り合っています。TEFLコースを履修した3ヶ月は大変有意義な時間となりました。
アメリカならではの経験もしました
休日や長期休暇には、カリフォルニア州の観光地を巡ったり少し遠出して他の州に旅行に行ったりしました。ロサンゼルスは歩いているだけで、映画の世界にいるようでした。見るものすべてが新鮮で、日本では味わうことのないわくわくした気分になれます。そして西海岸といえばやはりビーチ!夏はサーフィンしている人をたくさん見かけました。それから何といってもサンセットがきれい!海をオレンジ色に染めながら沈んでいく太陽を眺めるのは感動的でした。ホームステイをしていた頃は、ホストファミリーがビーチやローカルなイベントに連れて行ってくれたり、時々開くホームパーティーに参加してホストの友人とも食事をしたり、とても楽しい時間を過ごしました。ホームステイでの一番の思い出は、サンクスギビングで食べるターキーをホストマザーに洗わされたことです。初めて七面鳥を触ったときの何とも言えない感触は忘れられません(笑)留学していた時間はこれまでの人生では最も充実したものとなりました。この経験をさせてくれた両親には本当に感謝しています。これからも英語教師という夢に向かって、英語の勉強を怠らず精進していきたいです。