Voice 留学体験談
留学で3つの目標を達成
田島 璃子さん
PROFILE
ご職業 | 大学生 早稲田大学(出発時は高校3年生) |
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国・都市 | カナダ、バンクーバー |
期間 | 4週間(2020年1月) |
学校 | セントジョージ インターナショナル カレッジ バンクーバー校 |
参加プラン | バンクーバー英語研修ホームステイ滞在 |
留学を決めた理由
中学と高校の6年間、「受験だけでは終わらない、その先も通用する英語」を学べる環境を積極的に選んできたとはいえ、英語学習の先に求められるのはテストでの高い点数。受験科目としての英語は、言語を学ぶことの面白さはあったものの、「何か違う」といつも感じていました。私は次の4月から大学生になりますが、大学生になれば、今よりも多くの留学生や外国から来た方と出会うことがあるだろうと思います。その時に新たな視点を得るチャンスを逃したくないと、コミュニケーションの道具として英語を使えるようになりたいと、留学を決めました。そのため、目標は「英語を使う友だちを作ること」「視野を広げること」「英語のスキルを高めること」の3つでした。
学校生活
現地では、4週間IELTS用のコースを選択しました。現地に行くまでは一般英語のクラスを取る予定でしたが、初日のテストの結果を踏まえ、より日本人の少ないクラスを取ることにしました。クラスメイトは、パナマ人、韓国人、ブラジル人を含む5~6人で、先生はイラン人の陽気な方。授業内容は4技能をまんべんなくやりながら、少人数なのでクラスメイトに合わせた授業を展開してくれました。留学に行く前、私はリーディングに1番不安がありましたが、実際には4技能それぞれの中で、苦手な範囲と得意な範囲があることがわかりました。
目標の達成度
前述した3つの目標について、順番に評価したいと思います。まず「英語を使う友だちを作ること」については、おおむね達成できたといえます。いつも一緒にいたパナマの子は今後も連絡を取り合っていくと思いますし、他の国の友だちもできました。しかし、もっとたくさんの国の友だちができる想定でしたが、生徒の国籍に偏りがあり、5か国が限度でした。これからの大学生活などで、多くの友だちを作りたいと思います。 「視野を広げること」「英語のスキルを高めること」、これらは達成できました!
IELTSのクラスを取っていたので、文法やアカデミックライティングの知識がより体系的なものになったほか、英語で一言目を話しかけることのハードルがぐんと下がり、文を頭の中で作るスピードも上がったように思います。また、言語を学ぶことは、その言語が作る文化を学ぶことであると感じました。つまり、言語は文化を構成する重要な要素であり、英語には英語のノリや雰囲気があって、日本語と同じ意味の単語を使ったとしても、文脈や場面の中で受け取り方が変わるということです。例を挙げるのは難しいですが、日本で英語を学んでいても気づくことができなかったことだと思います。集中的に英語を学んだ4週間の伸びは日本で受験用に勉強していた時の伸びより大きかったことは大きな声では言えませんが…(笑)
留学を考えている方へ
留学をできる環境にあるのなら、ぜひ英語のみの生活をしてみるべきです。それは英語学習としてのみならず、人間として新しい何かを見つけられると思うからです。私は当初、「留学に行かなくても、日本の英会話教室などでも英語が学べるだろう」と思っていましたが、海外に実際に出て、様々な国で自分とはまるっきり違う人生を歩んできた友だちと出会い、国という概念を忘れて時間を共有することは貴重な経験になると気が付くことができました。