Voice 留学体験談
人生の第2スタートが切れた留学
北里 涼子さん
PROFILE
ご職業 | 社会人 主婦 |
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国・都市 | オーストラリア、パース |
期間 | 8週間 |
学校 | ミルナー インターナショナル カレッジ オブ イングリッシュ |
参加プラン | 世界一美しい街オーストラリア(パース)で英語研修ホームステイ |
海外に行こうと思ったきっかけ
もともと中学生のころから英語が好きで、洋楽の歌詞を辞書で調べてカタカナ訳で一緒に歌っていました。いま思えば、これが私の英語への入り口だったように思います。その後、高校、大学はスポーツに明け暮れ、いつの間にか社会人になり、英語を勉強したいと頭の片隅にはありましたが、仕事をしているとそんな時間が取れず、気づけば50 代に差し掛かっていました。そんな時、英会話スクールに通うようになり、私の中に眠っていた英語を勉強したい! という気持ちに火がつき、さらに、本場の英語に触れてみたい!という気持ちが年々強くなってきました。そこで、31 年勤めていた会社を退職し、留学を決意しました。夫もいつも応援してくれていたので、それも大きかったです。
オーストラリアを選んだ理由
まず留学先を選ぶにあたって、オーストラリアかカナダを考えていました。特に、当時テレビで見ていた英会話の番組がオーストラリアを旅するという設定だったので、広大なこの国に行きたい! と思いました。そして、なるべく日本人が少ない所を選び、パースにしました。
学校や友だち
学校はパースの中心(シティ)にあり、とても便利でした。授業は、午前中はグラマー、午後はスピーキング、そして、週に2 回、発音矯正のクラスがありました。南米、ヨーロッパ、台湾、中国、韓国など、約13ヵ国の生徒と一緒に勉強をしました。国籍も年齢も違うクラスメイトとすぐに仲良くなりました。特に、台湾の友だちとは日本に帰ったいまでもFacebook でやりとりをしていて、近いうちにお互いの国に行こうと約束をしています。学校帰りにはショッピングやカフェでお茶をするなど、楽しめました。日本とは違い、年齢は全く関係ないということも新鮮でしたし、充実した学校生活が送ることができました。
パースでの生活
ホームステイ初日、飛行機が遅れ、ホストファミリー宅に着いたのがなんと夜中の2 時くらいでした! ハプニングで始まったホームステイ生活でしたが、ホストファミリーはとても良い人で、つかず離れずの感じで、私にとっては良い環境でした。
1 番の思い出は、ホストファミリーとそのお孫さん、ホストファミリーのご友人ファミリーと、2 泊3 日のキャンピングトリップに行ったことです。このホストファミリーに出会わなければ、広大なオーストラリアを満喫できた旅は一生経験できなかったと思います。
パースに着いてまず感じたことは、オーストラリアは水がとても貴重だということです。毎日、いかに自分がぜいたくに水を使っていたのか実感しました。シャワーの時間が10 分ということが最初は大変でしたが、慣れると平気でした。オーストラリアは日本と比べると質素( 特に食事) でしたが、その代わり家族や友だちをとても大切にしています。そして、日々の生活に「Thank you」、「Sorry」、「No worries」が根づいている素敵な国でした。
自分から動く
私は54 才で留学をしました。行く前は「私の年齢で大丈夫かな。友だちできるかな」と心配をしていましたが、実際に行ってみると、取り越し苦労だったことがすぐにわかりました。困ったことや大変だったことはあまりありませんでしたが、こういう気持ちをもつかどうかは自分次第です。海外では、日本のように「察する文化」がありません。仲良くなりたいのであれば自分から話しかけないと、その後の留学も楽しくならないと思います。せっかく海外に来たのだから、いろいろなことを楽しもう! 考え方を変えよう! と思うことが大切です。私世代の人は、まだまだ自分のことに時間を取れる方が少ないかもしれません。でも、そんな方にこそ留学はオススメです。これからの人生が豊かになります!