Voice 留学体験談
日本男児よ、世界にはばたけ!
恩馬さん
PROFILE
ご職業 | 社会人 |
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国・都市 | ニュージーランド、オークランド |
期間 | 12週間(2012年4月) |
学校 | |
参加プラン | ニュージーランド特集徹底英語研修ホームステイ |
家族の後押しを受けて
生涯現役として仕事に打ち込んできたが、いよいよ退職を目前にした時、丁度留学を終えて帰国した娘が「お父さんも時間ができたんだし、海外へ行ってみたら?」と言い出し、妻も賛成してくれたのが留学のきっかけでした。娘が留学していたイギリスかなとも考えましたが、在籍中に何度か海外旅行も経験していた中で印象の良かったニュージーランドをイメージしつつ資料請求しました。届いた資料を見ると、一体どこに行けばいいのか判らないほどの内容でした。留学フェアの案内を見て直接話を聞きに行ってみることにしました。フェア会場は開場直後に関わらず既に大勢の人で、各ブースにも人が一杯でした。その中にまるでシルバーシートのごとく空いている席がありました。色々話を聞くと、イメージをしていたニュージーランドの語学学校だったので、これは行くしかないと、すぐ申込手続きを進めました。
出発前の準備は大切
申込後、何かすることはないのか?と問い合わせると、少しでも英語力を上げておくといいでしょうという答え。娘も同意見でしたので、マンツーマンのレッスンに通い始めました。先生とも仲良くなり、確実に英語に慣れ始めているという実感も生まれ、出発が待ち遠しく不安は全く感じませんでした。到着早々、頭を痛めたのはリスニング。最初の数日は何を言っているのか、言われているのか判らないまま過ぎてしまいました。10日ほどして何となく判るようになってくると、今度は何と言っていいのか判らず、オロオロする日が増えました。そんな時他の国から来ていた生徒が、文法や発音もお構いなしにどんどん発言する姿を見て、そうだ!黙ってたんじゃダメなんだ!と感じました。判らなくても声を出し、間違っていれば先生が注意してくれる。間違えるからこそ新しい新しい単語、正しい発音が覚えられる。そう考えると間違えることは決して恐れるに足らないことだと思えるようになったのです。その後は授業後に街に出て横町の店を冷かしたり、コーヒーショップのママと雑談したり、少し話せるようになるとますます話をするのが楽しくなっていきました。
自然美あふれるニュージーランド
ホストファミリーは60代のママ1人の家でした。オークランドを見下ろせる高台にある一軒家で、閑静な高級住宅街でした。朝は窓の向こうの森から小鳥がテラスにやってきて朝の歌を口ずさみ、夕刻はオレンジに輝くランプが消えていく情景を幾度も見ることができました。趣味のゴルフも何度かプレーしましたが、1ラウンド30~50ドルという料金に感激しました。週末にはバスやフェリーに乗って北島の岬に行ったり、無人のランギト島をトレッキングしたりオークランドを満喫しました。
世界に出て、初めてわかること
最初クラスの半分が日本人でしたが、男性は私ともう1人の2名だけ。他の国の生徒はむしろ男性が多いくらいなのに…。どうして日本の男性は海外へ出ないのか?日本人男性の留学生は”絶滅危惧種”になりつつあるのでしょうか?世界へ出て初めて判ることがたくさんあるのに、出ない人は一生判らないままでいるのでは世界に勝てるわけがない。私も今更ながら外国で生活をしてみたが、留学生は皆たくましい。見知らぬ異国で自分と戦っている。日本の若い男性諸君!もっと世界に出て、将来世界と戦える日本男児足るよう、切に願うようになった私の留学経験でした。