ホームステイに負けない!寮滞在の魅力
「留学といえばホームステイ」というイメージが強いかと思いますが、寮滞在というのも、ホームステイと違った魅力があります。特に長期滞在では、留学生同士や、同じ学校に通う生徒と仲良くなる機会になるのでおすすめです。
ここでは実際にイギリスで寮生活をしたISSスタッフが寮滞在の魅力といろはをお伝えします。
「フラット」という単位
寮では棟の各階、または約4~6部屋の各ブロックを「フラット」と呼び、ひとつのフラットが共用部分をシェアする単位となっていることが多いです。フラットの入り口には鍵がついていて、中に入ると、共用スペースと各々のベッドルームがあるといった具合です。私が滞在した寮は、キッチン・バス・トイレシェアの寮で、ひとつのフラットには最大14人の寮生が入居できました。同じフラットに住む人たちを、「フラットメイト」と呼び、このフラットメイトが留学中最も深く関わる友達になることが多いです。
寮ではホームステイに比べ一緒に住む人の数が多いので、一人きりになる時間が少ないです。それを窮屈に感じることもありますが、英語をしゃべる機会がそれだけ多くなります。またホームステイの場合、夜9時くらいにはファミリーは皆寝てしまうことが多いですが、寮は同年代の子ばかりなので12時くらいまでは共有スペースでフラットメイトと喋っていました。
男女ミックスは当たり前
日本の寮だと、男子寮・女子寮といった具合に、棟が分かれていたり、フロアが分かれていたりと、共用部分は同性のみで使用するのが多いですが、海外では共用スペースは男女で一緒に使うというのが一般的です。私が滞在した14人寮も、多少の入れ替わりはありましたが、だいたい男女半々くらいの比率でした。シャワールームやトイレも含め、男女の区別なくでシェアしますが、当然鍵はかかりますし、ベッドルームはひとりですし、特に問題なく過ごせます。一緒に買い出しに行った時には重いものを運んでもらったり、力仕事を手伝ってもらうなど男手があって助かることも沢山ありました。
寮の設備
寮の設備については、最低限必要なものは揃っているという感じです。部屋にはベッド、机、クローゼット。共有部分のキッチンには冷蔵庫、コンロ、料理器具があり食器などは元あるものと、これまでの生徒が残していったものが多くありました。中にはコーヒーメーカーを残していった生徒がいて、コーヒーが飲みたい時はそのフラットに遊びに行きました(笑)
寮の設備に関しては最低限のもの以外はその寮、フラットによって何があるか異なるのでチェックインしてから自分に必要なものを買いそろえるのがおすすめです。
寮滞在の注意点
ここからは、寮生活を楽しく過ごすためのいくつかの注意点をお伝えします。
自分のものには名前を書く
集団生活にはよくあることですが、冷蔵庫の中の調味料、化粧品など勝手に使われることはしばしば。例えフラットメイトが自分の物を使っているのを見つけて指摘しても、そこに名前が書いてなければ「誰のか分からないから使った」と言われてしまって終わりです。ですので共有スペースで使用するものには自分の名前を書いておきましょう。
故障は辛抱強く待つ
寮ではよく設備や物が壊れます。私の住んでいた寮でも電気や暖房設備が壊れることがよくあり、その度にアコモデーションオフィスに伝えにに行くのですが、「明々後日に修理をよこすわ」と言われ2日間暗がりで過ごしたり、凍えたりしたこともありました。修理に時間がかかるのは寮に限らず海外あるあるです。また、火災報知器もしょっちゅうミスでなってしまうので、14人のフラット×12階分の住人が、せまい階段を使って棟の外へ避難することも。そんなことが月に5,6回あったので、深夜に火災報知器で起こされても何も思わなくなっていたのは、今考えると面白い経験です。
我慢しない
多国籍な学生が生活する寮では、互いの生活習慣が合わないこともしばしば。フラットメイトが夜中に大きな声で電話をしていたり、共有スペースを汚く使われたり。。。そんな時は我慢せず、まずその困っている思いを相手に伝えましょう。それで関係がこじれてしまう事もあるかもしれませんが、過去には伝えたことで「自分の国では普通だと思って生きてきたけど、言ってくれてありがとう。」と注意したことがきっかけでより仲良くなれたということもあります。
寮滞在をした方の体験談
実際に寮滞在をしたお客様の体験談をいくつかご紹介します。
マルタ 20代男性
学生寮から多くの学生と出会う機会があることから、ホームステイではなく、学生寮にステイしていました。寮にいる人の多くは同じ学校の生徒であるという安心感から、キッチンで会う人みんなに挨拶をし、隣で料理している人には軽い会話をもちかけて、顔見知りになる努力をしました。そうすることで、晩ごはんを一緒に食べたり談笑できる友だちがつくれたり、滞在中も顔見知りの多い居心地の良い空間をつくることができました。
カナダ 20代女性
ハウスメイトはブラジル人と日本人の女の人たちで、キッチン、お風呂などをシェアして使用していました。ハウスメイトとは同じ学校だったので、一緒に登校したりキッチンで学校での出来事などを話したりしました。とても充実した生活を送ることができました。
イギリス 10代女性
留学中の1番の思い出は、国や年齢に関係なく色々な友だちが出来たことです。海外の人はみんな背が高くて大人っぽくてオシャレな子が多かったです。みんな優しく話しかけてくれ、たくさんの国の友だちと交流することができました。夜のイベントの後は、寮のルームメイトと一緒にガールズトークや、日本から持っていったお菓子や文房具を交換をしたりして、楽しい時間を過ごしました。お互いの英語が通じなくて、iPhoneの翻訳機能を使って会話をしました。それでもなかなか思っていることが伝わらなくて、大爆笑したりして、とても楽しかったです。色々な国の言葉が飛び交い、部屋の中はまるで動物園みたいでした(笑)
フィリピン 20代男性
寮では、ルームメイトと毎日一緒に宿題をやったりご飯を食べたりお互いのことを話したり出来たのですごく楽しかったです。友だちが出来るだけでなく必然的に英語での会話が必要となるので、とても充実した時間を送れました。
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