韓国留学するならどっち!?語学堂 vs 語学学校
韓流ブームをきっかけに、「吹き替えや字幕無しで韓国ドラマが見られるように、韓国語を勉強したい」「韓国で生活したい」「K-POPのダンスを学びたい」など旅行に留まらず韓国で語学を学んだり、ダンスを学んだり、ワーキングホリデーをしたりと「韓国留学」の人気は高まっています。
【目次】
■ 語学堂とは
-語学堂のメリット
-語学堂のデメリット
■ 語学学校とは
-語学学校のメリット
-語学学校のデメリット
■ カテゴリ別の比較
-授業期間・入学時期
-授業のレベル構成
–1週間あたりの授業時間
-授業内容
-学生の国籍割合
-トウミ制度
-テスト
-成績・進級
-学生ビザ(D-4)
-学費
■ 韓国留学の体験談
■ 自分に向いているのはどっち?
■ ISS留学ライフの現地オフィス
語学堂とは
語学堂とは韓国の国公立または私立大学が運営する、留学生のための韓国語を学ぶ学校です。ほとんどの語学堂は大学のキャンパス内にあり、大学の施設を利用できたり、大学の学生との関わりを持つことができます。
語学堂のメリット
- 大学施設を利用でき、現地学生とも関わりが持てる
- 大学の正規過程へ編入しやすい
- 意識の高い学生と一緒にしっかり学べる
語学堂のデメリット
- 入学の時期が限られている
- 出席率の条件が厳しい
- 宿題や課題が多いためアルバイトが難しい
語学学校とは
語学学校とは民間が運営する、留学生のための韓国語を学ぶ学校です。ほとんどの学校はキャンパスを持っているわけではなく、ビルの数フロアを使用して運営しています。日本で言う、英会話スクールや日本語学校のようなイメージです。
語学学校のメリット
- 入学時期がフレキシブルに選べる
- 1週間から留学できる
- ダンスレッスンやボーカルレッスンなど+αが学べる
語学学校のデメリット
- 学生ビザが取得できない
- 学校にいるのは留学生のみなのでコミュニティが限定的になる
- 授業数が少ないので、しっかり学びたい人には不向き
それでは次は、カテゴリ別に両者を比較してみましょう。
授業期間・入学時期
語学堂
正規過程の授業単位は1学期(10週間)が基本です。入学時期は年4回で、3月(春学期)、6月(夏学期)、9月(秋学期)、12月(冬学期)となっています。夏休みや春休みには2~4週間の短期プログラムを開催する学校もあります。
語学学校
正規過程の授業単位は1ヵ月(4週間)が基本ですが、ほとんどの学校では1週間から受講が可能です。入学時期は月1回、または毎週入学可能な学校がほとんどです。
授業のレベル構成
2級:日常生活に必要な表現と馴染んでいる公共施設で必要な表現を理解して使える。
3級:色んな公共施設の利用と社会的関係を維持するために必要な表現を理解して使える。
4級:一般的な社会的、 抽象的テーマに関連してる内容を正確に理解して自分の考えを表現できる。
5級:経済、社会、文化など馴染んでない話題についてもある程度理解して、自分の考えを表現できる。
6級:専門分野での研究や業務に必要な表現を正確に理解して表現できる。
語学堂
1級~6級
語学学校
1級~5または6級(学校により異なる)
※4級までの受講者が多いため、5~6級は開講されない場合やマンツーマンの授業になる場合が多いです。
1週間あたりの授業時間
語学堂
1日4時間×週5日(週20時間)
語学学校
1日3時間×週4日(週12時間)
※コースにより異なる
授業内容
語学堂、語学学校のどちらも会話を中心に、4技能を総合的に学びます。
語学堂の時間割例
学生の国籍割合
語学堂
アジアからは日本の他にも中国、香港、台湾などから学生が集まります。
語学学校
語学堂に比べ、欧米の学生割合が大きくなります。アジアの学生は日本人がほとんどです。
※上記の国籍割合は年間を通しての割合です。夏休みや春休みなど日本が長期休みの時期は、どちらも日本人割合が多くなります。
トウミ制度
語学堂
ほとんどの学校で有り
語学学校
原則的に無し。代わりに月に1回韓国の学生との交流会を実施している学校もあります。
テスト
語学堂
学期の中間、期末にテストを実施。書き・読み・聞き・会話の4種類の試験があり、学期末の成績に反映される。
語学学校
授業の最後にまとめのテストを実施。(学校により異なる)
成績・進級
語学堂
進級条件として、出席率80%以上、成績平均70%以上が必要。出席状況が悪い場合は学校を継続して通えない場合やビザの延長が出来ない場合があります。
語学学校
出席率、成績に関係なく進級が可能ですが、先生が判断した未達と判断した場合は同じレベルをもう一度行ったり個別レッスンを追加したりします。
学生ビザ(D-4)
語学堂
2学期以上登録すれば発給可能。
語学学校
学生ビザ発給は不可。
学費
語学堂
1学期間(10週間)の平均授業料は1,500,000~1,750,000ウォンで、入学時には入学金が50,000~100,000ウォンかかります。また、ほとんどの語学堂では奨学金制度があり、成績優秀者には学期の終わりに奨学金が支給されたり、次の学期の授業料が一部免除されたりします。
語学学校
1週間あたりの平均授業料は250,000~350,000ウォンで、期間が長ければ長いほど1週間あたりの費用は安くなります。入金時には入学金が150,000~200,000ウォンかかります。
語学学校の費用を10週間とした場合、平均授業料は2,500,000~3,500,000ウォンなので、学校に長く通う場合は語学堂の方が安くなります。
韓国留学の体験談
実際に韓国留学を経験したお客様のそれぞれの学校の感想をお伝えします。
語学堂に通った木田さんの体験談
私が通った慶熙大学は校舎も素敵で、近くに病院も食事するお店も多くてとても充実していました。また大学の先生も女性が多く話しやすいし、どの先生も明るく優しくて本当に慶熙大学に留学できて良かったと思います。学校が楽しみで、毎朝1番に教室に着いていました(笑)。
午後からの文化授業や校外学習はとても内容が充実していて楽しかったです。ソウルタワーや民俗村に行ったり、陶芸体験をしたり、課外授業では、韓国の歌や昔の遊び、食事のマナーなどを学びました。先生たちと外で過ごすことによって打ち解けることもできました。
行く前は「日本でも勉強できるし」と留学を悩んでいましたが、どこに行っても韓国語が聞こえてくる環境は現地でしか味わえないことだし、実際に生活してみないと分からないこともあります。また、同じ目的をもったクラスメイトとの出会いもとても良い機会になりました。本当に留学して良かったです。
木田さんが通った学校はこちら
Kyunghee University慶熙大学の最大の特徴は全ての学生にトウミ制度というチューター制度があることです。現地学生が外国人留学生と1 対1 で韓国語学習と韓国の生活をサポートしてくれます…
語学学校に通った有澤さんの体験談
ローリングコリアの先生は1人ひとりがとても優しく、明るい先生が多かったです。授業はしっかりわかりやすく教えてくれます。発音が通じないと「トイレで気張る音だよ」と教えてくれたりしてわかりやすかったです。話すことにおいて、アウトプットすることの大切さを学び、自分の殻を破ることができました。私が参加した時期は国籍豊かで、ヨーロッパからはフランス、オランダ、オーストリア、フィンランド、イタリア、イギリス、ポルトガルからも学生が来ていました。アメリカ人やカナダ人も、オーストラリア人の学生もいました。授業後にはアクティビティがありました。ハンナムの動物園に行ってご飯を食べ、「虎はハングルで何と言いますか?」など課題をもらい、学びながら園内を周ったりしました。
K-Pop レッスンは選択して良かったと思いました。ボーカルの先生は実際にアイドルのリハーサルも受け持つような現地では有名な方。ボーカルレッスンはまず、月ごとに課題曲があり、それを覚えます。歌詞はすべてハングルで書かれているので、まずカタカナで読みをつけていきました。1人がどんなに時間がかかろうと熱心に指導してくれ、発声の仕方とか本当にアイドルになるのではないかと思えるような内容のレッスンでした。歌は4週間で仕上げるのですが、火曜日にみんなの前で歌う機会があります。最初はなかなか話せなかった人も積極的に参加できたり、フレンドリーになれる環境でした。ダンスのクラスの先生は大会に出場するような先生が指導してくれました。流行っている曲や人気のある曲、新曲など完全コピーで教えてくれます。英語や時々片言の日本を取り混ぜながら振りを教えてくれました。
有澤さんが通った学校はこちら
Rolling Korea最新の歌、映像で学ぶ韓国語、実生活に有効な会話パターン、発音の校正など勉強の楽しみを倍にさせるカリキュラムを提供します。K-POPコースは韓国語授業と最新エンタ…
自分に向いているのはどっち?
以上を踏まえた上で、それぞれの学校に向いているのはどんなタイプなのでしょうか?どちらが多くご自身の状況や目的に当てはまるかチェックしてみてくださいね。
語学堂に向いているのは
✔ 韓国語をしっかり学びたい
✔ 現地の学生と交流したい
✔ 現地の大学に編入したい
✔ 学生ビザを取得して滞在したい
語学学校に向いているのは
✔ 韓国語の勉強だけでなくダンスや歌も学びたい
✔ アルバイトしながら生活したい
✔ 留学の出発時期や期間が限られている
✔ ワーキングホリデービザを取得して滞在したい