ラオスのおしゃれな街・ルアンパバーンの魅力と観光スポット(おすすめホテルやカフェも!)
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「ラオス」と言われてどんなイメージがあるでしょうか?東南アジアであることは分かるけど、ラオス?何語?何が名物?首都は…どこだっけ?という方が多いのではないでしょうか。東南アジアの中でも、日本人になじみのあるタイやベトナムとは異なり、旅行で行ってきたという話もあまり聞きませんよね。そんなラオスですが、ここ数年で観光客が増えているんだとか。特に「ルアンパバーン」というメコン川に面したおしゃれな街は、日本人だけでなく、欧米からの観光でも注目されています。
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2019年4月にラオス・ルアンパバーンを訪れたスタッフが、その魅力を紹介していきます😀
ラオス基本情報
まずは、ラオスとはどのような国なのか基本情報を知りましょう。
【人口】約701万人(2018年)
【首都】ビエンチャン
【民族】ラオ族(全人口の約半数以上)を含む計50民族
【言語】ラオ語
【宗教】仏教
【通貨】キープ
【略史】1353年、ランサーン王国として統一。1899年、フランスのインドシナ連邦に編入される。1949年、仏連合の枠内での独立。1953年10月22日、仏・ラオス条約により完全独立。その後内戦が繰返されたが、1973年2月「ラオスにおける平和の回復及び民族和解に関する協定」が成立。インドシナ情勢急変に伴って、1975年12月、ラオス人民民主共和国成立。(外務省 ラオス基礎データより)
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通貨のキープ(Kip)は、1キープ=0.012円。最初はちょっとわかりにくかったけど、10000キープで110円くらいなので、頭の中で【キープ×10000倍】すると良さそう!
位置
タイ・カンボジア・ベトナム・ミャンマー・中国と国境を接しています。
街自体が世界遺産に登録されている、ルアンパバーン
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ルアンパバーンは深い山々に囲まれた仏教都市です。
1995年に、街全体がユネスコの世界遺産として登録されました。14世紀以降はラオ族王朝「ルアンパバーン王国」の都として栄えたため、文化的で美しい建造物が多く残されています。長い歴史をもつ仏教寺院が多くあり、早朝には有名な“托鉢(たくはつ)”の風景を見ることもできます。
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また、ラオスを象徴する雄大なメコン川が街全体を横切っているのもルアンパバーンの特長です。
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1975年に共和制が開始し、「ラオス人民民主共和国」の一都市となりました。メコン川やクアンシーの滝に象徴される雄大な自然、仏教都市らしい寺院や托鉢などは勿論、ショッピングやカフェ文化、西洋風のレストランなども楽しめる魅力的な街となっています。
日本からのアクセス
日本からの直行便はありません。一般的なのは、タイやベトナムでの乗り継ぎです。飛行機に乗っている時間自体は6~7時間とそこまで長くはないのですが、乗り継ぎ地での待ち時間が結構長い!この乗り継ぎ時間を楽しめるかどうかがカギとなってきます(笑)
例えば2021年4月15日出発の場合…
【行き】日本(東京/羽田空港)→タイ(バンコク)→ラオス(ルアンパバーン)
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この場合はバンコクで空港移動が入りますが、待ち時間は約9時間!けっこう長いですね~。バンコクの空港はショップなどかなり充実しているので、暇つぶしはできるかも。
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かなり時間があったので、私はバンコクスワンナプーム国際空港で1時間のマッサージを受けました✨1時間で大体1500円くらいだったので、日本と比べると破格!
タイからルアンパバーンへの飛行機はこちら!なんだか南国感!東南アジアに来たって感じがしてきます。
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【帰り】ラオス(ルアンパバーン)→ベトナム(ハノイ)→日本(東京/羽田空港)
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帰りはベトナム・ハノイでの乗り継ぎパターン。こちらはハノイで約5時間の待ち時間です。
基本情報とアクセスが分かったところで、おすすめのホテルや行くべき観光地を見ていきましょう!!!😀
ルアンパバーンのおすすめホテル5選
ルアンパバーンに旅行することを決め、航空券を取ったら次に悩むのがホテル選び。観光客が増えているルアンパバーンだからこそ、ホテルもたくさん選択肢があって迷ってしまいますよね。実際に泊まって素敵だったホテルを含む、おすすめホテル5選を紹介します。
①マイ ドリーム ブティック リゾート(My Dream Boutique Resort)
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住所:Ban Meung Nga Village, Meung Nga Street, 06000 ルアンパバーン, ラオス
空港送迎:あり
価格目安:大人2名で1泊¥4,000~
中に入ると、風通しの良さそうな素敵なお部屋が!ツインにありがちな狭さもなく、スーツケースも余裕で広げられる広さ。
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水回りも清潔でした。ラオスは暑くてかなり汗をかいたので、シャワールームがしっかりしているのは嬉しいですね。
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到着時にWi-Fiの説明などを受けたロビー兼、朝食会場。ピンクのお花はなんていう花でしょう?すごく素敵な景色でした!
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朝ごはん(1泊目の朝)。やっぱり南国フルーツが充実!ドラゴンフルーツもたくさん食べました。
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朝ごはん(2泊目の朝)。2日目はパン中心に。ラオスでこんなにパンが美味しいとは!思わぬ収穫。
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綺麗で快適なホテルでした!景色を眺めながらの最高💛この値段でこのクオリティはすごい!
②ザ アプサラ(The Apsara)
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住所:Kingkitsarath Street, Ban Wat Sene, 06000 ルアンパバーン, ラオス
空港送迎:あり
価格目安:大人2人で1泊¥5,000~(コロナウィルスの影響により予約ができない場合があります)
おしゃれでラグジュアリー、リゾート感溢れるホテルでした!
ロビー兼朝食会場。
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ホテル内には素敵なプールも。
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朝食。ピザ?かと思ったら、大きなオムレツでした!チーズたっぷりで美味しい。
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ここでもドラゴンフルーツやパイナップルを堪能。
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マイドリームブティックリゾートよりも、よりリゾート感と高級感のあるホテルでした✨観光もいいけど、ホテルステイを楽しみたい派の方におすすめです!
④ヴィラ マイドゥー ブティック ホテル(Villa Maydou Boutique Hotel)
住所:Toutane Road, House no. 131, group no. 03, ルアンパバーン, ラオス
空港送迎:あり
価格目安:大人2人で1泊¥4,000~
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観光地プーシーの丘近くで、アクセス抜群。スタッフも親切で、快適に過ごせるホテルです。
③ビクトリア シェントンパレス(Victoria XiengThong Palace)
住所:Kounxoau Road, Ban Phonehueng,Lao PDR, 01160 ルアンパバーン, ラオス
空港送迎:あり
価格目安:大人2人で1泊¥7,000~
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広くて綺麗な部屋が好評!朝食も美味しいホテルです。
⑤ロイヤル ピーコック ブティック ホテル(Royal Peacock Boutique Hotel)
住所:Toutane Road, House no. 131, group no. 03, ルアンパバーン, ラオス
空港送迎:あり
価格目安:大人2人で1泊¥8,000~
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ナイトマーケット近くの立地で、アクセスが良いと好評!ゆったり快適に過ごせるホテルです。
ルアンパバーンのおすすめカフェ3選
全くイメージがないかもしれませんが、ここルアンパバーンはおしゃれカフェの聖地なんです!!
「嘘でしょ?東南アジアだよね?」って書いている私も最初は思ったのですが、実際に街を訪れてみると…おしゃれカフェが並んでいました。とにかく暑いので、少し観光するとすぐに冷たい飲み物を飲みたくなります。そういった意味でも、カフェ文化が発展したのかもしれません。また、広大なメコン川を眺めながらくつろげるカフェも多いんです。それでは実際に行って素敵だったカフェを含む、おすすめカフェを紹介します。
①SAFFRON COFFEE
お店の外観は可愛らしい一軒家みたいな感じ。
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中に入ると、とてもおしゃれな店内✨木のぬくもりを感じられる店内で落ち着く感じです。
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暑かったので、アイスカフェラテを注文。Wi-Fiもサクサク使えて、とても便利でした!
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店内にはSAFFRON COFFEEのコーヒー豆やコーヒーグッツ、Tシャツやミニバッグなどお土産にもなりそうな商品が売ってました。どれも欲しくなる可愛さでした!
②Big Tree Cafe
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飲み物の種類が豊富で、軽食だけでなく、本格的なラオス料理も食べられるカフェです。
③Silk Road Cafe
ルアンパバーンの中心地からは少し離れますが、雄大なメコン川を眺めながら食事やドリンクを味わえるカフェです。織物を織っている様子も見学でき、出来上がった布製品などの販売もあるので観光地としても楽しめます。
絶対行くべき!ルアンパバーンの観光スポット5選
最後に、ルアンパバーンで絶対に行くべき観光スポットを紹介します。
①エメラルドグリーンに魅せられる“クアンシーの滝”
まず絶対行くべきなのはクアンシーの滝。見てください!この透き通るようなエメラルドグリーンの水は神秘的で吸い込まれそう…。滝自体は森の中にあり、まさにマイナスイオン浴び放題。
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滝なのですが、滝から流れる水がまるでプールのようになっていて、ものすっごくきれいなプールまたは小さな湖のようになっています。眺めるだけではなく、滝を登ったり、泳いだりすることもできます。
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滝の上流は少し白っぽく濁っていましたが、それはそれで綺麗。滝の上のほうから豪快にダイブしている人もいて、みんなはしゃいでました。
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泳いでいる人を見て、水着持ってくれば良かったー!とちょっぴり後悔しました。濡れてもいいやと着ていたズボンのまま少し水遊びをし、帰りは近くの売店で買った適当なズボンで帰りましたw
アクセス:ルアンパバーンの中心地から30キロ程離れた場所にあります。1日または半日のバスツアーなどで行くのが一般的ですが、クアンシーの滝に行きたいだけであればトゥクトゥクを利用するのもおすすめ。
②ルアンパバーンの街を一望できる“プーシーの丘”
プーシーの丘は、ルアンパバーン市内にあり、街全体を一望できる小高い丘です。
丘の頂上に登ると、世界遺産に登録されているルアンパバーン市内全体を見渡すことができます。広大なメコン川も見ることができ、時にメコン川の向こうに夕陽が沈む夕暮れ時が人気。観光客で混み合います。
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確かに夕焼けの時間帯が一番きれいなのですが、時期によってはとても混んでいる可能性もあります!そこまで拘りがなければ、昼過ぎ~午後の時間を狙った方がゆっくり観光できるかも!
アクセス:ルアンパバーン中心地から徒歩で行けます。ルアンパバーン国立博物館前から階段を上がるとプーシーの丘に繋がります。
③ツアーで行く“パクオー洞窟”とローカルな村を巡るツアー
パクオー洞窟(パークウー洞窟とも言うようです)はメコン川沿いの絶壁をくり抜いたようにある洞窟で、その内部には仏像が約4000体も置かれています。洞窟内からは雄大なメコン川を見下ろすこともできるので、仏像とメコン川の美しいコラボは必見。また、船でメコン川を下っていくので「旅感覚」を味わうことができます。
個人で向かうのは難しいため、旅行会社が企画しているツアーに参加することになります。ホテルやインターネット、街のお土産店や旅行代理店でも簡単に申し込みが可能です。
旅行会社の車でメコン川沿いの船乗りポイントまで連れてきてもらいます。
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用意されていたのはこんな感じの船です。え、こんな小さな船で大丈夫?という不安もあるのですが、途中で別の多きな船に乗り換えました。
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珍しくこの日は涼しく、船はものすごいスピードで風を受けて進むので結構寒かったです。一方、暑い日に乗ると日差しが強くて辛いようなので、風対策&日焼け対策をしておくと良いですね!
洞窟の中に仏像がたくさん並ぶ様子は圧巻でした!
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この洞窟に入るまでの山道も、自然いっぱいの道で散策しているだけでリフレッシュできました。
アクセス:自分で行くのは難しいため、ツアーに申込むのがおすすめです。ツアーはネットでも見つけられますし、ルアンパバーン市内でより安いツアーが出ていることもあります。
④ワットシェントーン
世界遺産ルアンパバーンは仏教都市ですが、数ある寺院の中でも1番美しく、1番有名なのがこのワットシェーン(Wat Xieng Thong)です。
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寺院の見学はもちろん、早朝に行けばラオスらしい托鉢の風景を見ることもできます。
アクセス:ルアンパバーン中心地から徒歩で行けます。メコン川とナムカーン川に囲まれた半島部の先端に位置しているので、最初にワットシェーンを観光し、西のほうに歩き進めていくとスムーズです。
⑤ナイトマーケット
最後にイチオシのスポットです。夕方17時頃になると始まるナイトマーケット。ナイトマーケットというとちょっと派手な印象があるかもしれませんが、ルアンパバーンのナイトマーケットは純粋な雑貨市場という感じ。主に女性が、手芸品や工芸品を作って売っています。ちょっとした軽食やビールなどもありますよ。
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布製品が多い印象です。ラオスモチーフのTシャツなどもあるので、お土産にも◎個人的なおすすめはこのコースター。
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お土産になるようなものを購入する場所が空港くらいしかないのですが、このコースターは10枚で100円もしないのにとっても可愛くて最高でした😀バラマキ用にもおすすめ!
ラオス面白話①「もち米が日本人の口に合う」
ラオス料理と聞いて、何か思い浮かべるものはありますか?全然思いつかないですよね!実はラオスの主食はお米なのですが、その米はなんと「もち米」なんです!
下の写真のように、レストランなどでも、もち米はいつも竹の容器に入って出てきます。お餅の原料にもなるこのもち米、日本人は食べ慣れていますよね。同じ東南アジアのタイ料理、ベトナム料理などは好みが分かれることもありますが、ラオス料理は日本人の口に合います!
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ラオス面白話②「竹の使いっぷりがすごい」
ラオス=竹、なんて全く知りませんでしたが、この国はいたるところに竹、竹、竹が使われていました。日本でいう木と同じ役割を果たしている感じがします。
まず、メコン川を渡るときに必ず通るこの橋…
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その名も
バンブー・ブリッジ(Banboo Bridge)!!
(そのまますぎる)
これは全て竹で出来ているとのことで、揺れるんじゃないかと怖かったのですが、意外にも安定感がありました。通行料は往復5,000キープ(65円程)取られるので要注意。ただ、この橋を渡らないことには向こう側の賑わっているエリアに行けないので、滞在中は何度も渡ることになりました。
最後のほうには笑顔を向ける余裕も(笑)
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竹の話に戻りますが、飲み物を頼んだときのストローにも使われています。その名も竹ストロー!さきほど紹介した、おしゃれカフェももちろん竹ストロー。
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日本でも最近はエコ意識で紙ストローがありますが、竹のストローのほうが吸い心地?は良いかもしれません。竹ストロー、日本に帰ってから無性に恋しくなり、お土産に買えばよかった…と後で後悔しました。
もち米のところでサラッと紹介した、このもち米入れも竹ですし、
(ちなみに、ラオスの子供たちは、この竹の容器にご飯を詰めたお弁当を学校に持っていくんだとか!柄入りの容器なども色々あり、可愛いんです)
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食事のときにサラッと敷いてある、ランチョンマット的なものも竹で出来ています。
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街のおしゃれ雑貨屋さんで見かけた、おしゃれバッグも竹でした。
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とまあ、このような感じで「ラオスに行ったら竹探し」をしてみると相当面白いのです。一度気になりはじめると、これも竹!これもこれも!!!と興奮すること間違いなしw
ラオス面白話③「女性の巻きスカート率がすごい」
ルアンパバーンですれ違う人々やお店で売られている商品を見ている際、巻きスカートを見かけることが多かったです!
よく確認すると、「公務員や学校の先生」の女性の正装が巻きスカート、「学生の制服」も女性は巻きスカートなんだとか!つまり、巻きスカートは国民的な衣装なんでしょうか!?確かに、ルアンパバーン市内にある小学校を覗いてみた際、巻きスカートを履いた可愛い小学生の女の子がたくさんいました。
この巻きスカート、柄や色合いも種類が豊富でとっても可愛いのです。思わず、お土産に買ってみたくなりますね。以下はフリー素材ですが(笑)、「ラオス 女性」などで検索してみても出てくる画像の女性は巻きスカートでした。
巻きスカートな2人。
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巻きスカートで作業中。
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ラオス・ルアンパバーンの旅、いかがでしょうか?まだまだ日本人の知らないラオス、ぜひ旅行をして、自分の目で魅惑のラオスを味わってみてくださいね!😀