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不登校からのニュージーランド高校留学がおすすめな理由3つ~留学失敗しがちなタイプも紹介

今、日本は過去最高の不登校生を記録しています。文部科学省のデータによると、平成30年の小学生・中学生の不登校生徒の数は164,528名で過去最多となりました。不登校生徒数は増加の一途をたどっているようです。不登校の生徒数は小学校から中学校までは学年が進むにつれて増加し、中学3年生が最多となっています。

このような状況を背景に、中学卒業後に「ニュージーランドでの高校留学」を選択する学生さんが増えています。

なぜ、不登校からのニュージーランド留学?

理由1 過去のことは引きずらない風潮

ニュージーランドの現地校は、過去のことよりも、これからの留学生活に対する志や、やる気など、ポジティブな姿勢を重視する傾向があります。結果的に、日本で不登校を経験した生徒であっても比較的柔軟に受け入れをしてくれる学校が多いと言えます。

理由2 メンタル面までしっかりケアしてくれる環境

ISSの場合、ニュージーランドの二大都市であるオークランドとクライストチャーチに現地オフィスがあります。長年、留学生の受け入れ経験のあるベテランの日本人スタッフが学習面・生活面・時にはメンタル面もサポートをするので安心感があります。また、必要に応じて日本人心理留学コンサルタントを紹介することも可能ですので、総合的に留学生活をサポートできる環境が整っています。

理由3 住みやすく、風土や環境が日本人に合う

ニュージーランドは、世界で毎年発行される平和指数や繁栄指数、住みたい国リスト、また住みやすい国リストでも常に上位に入っています。治安も良く、留学生が安心して生活できる国です。日本とは季節が逆になりますが、四季もあり、冬は暖かく、夏は涼しい温暖な気候も日本人にとって住みやすくなっています。他国に比べると人種差別も非常に少なく、ホームステイの方達も親日家の方が多いのもニュージーランド留学の利点の一つでしょう。また、ニュージーランドは人も風景ものんびりしていますので、心身ともにリラックスして留学生活を送ることができる環境です。

とはいえ、思いきって留学を決意し、ニュージーランドに渡航したものの、現地でも不登校になってしまったり、良い人間関係を築けずに途中で帰国してしまったり…という生徒もいます。

高校留学に失敗しがちなタイプとは?

せっかく時間とお金をかけてニュージーランド高校留学をするのであれば、失敗せず有意義な留学にしてほしい、楽しい留学生活にしてほしい…というのが親の願いですよね。高校留学をさせるかどうか迷っている場合に、以下のような考え方であると、実は失敗しがち。

1 本人が「日本の学校が自分に合わない」と思っているタイプ

日本で不登校になってしまった理由をうかがうと、よく耳にするのが「日本の学校は自分に『合わない』」と思っている場合です。確かに日本の学校が合わず、ニュージーランドに行ったらとても良くフィットしたという成功例は数多くあります。しかし、ニュージーランドに行っても結局不登校になり、最終的に途中で帰国するというお子さんも一定数いるのも事実です。そのようなお子さんに共通して言えることは、どんな環境を与えられても「ここは自分には『合わない』」と口にすることです。しかし実際のところ、留学を成功させるには、ある程度は自分自身が適応し、周りの環境や人間関係に自分が「合わせる」ことを学ぶ必要があります。

⇒なんでも環境のせいにしない。ある程度自分が「合わせる」努力も必要。

2 「環境が悪い」と親が子どもに言ってしまうタイプ

1にも関係しますが、子ども本人が「日本の学校は自分に合わない」「周りの友達は自分に合わない」「担任の先生が合わない」と言う場合は、たいてい親御さんがそのように話している場合が多いです。親が、学校・友達・先生を悪くいうことで、「自分は間違っていないんだ、環境を変えれば楽しい学校生活を送れるかも」という思考に陥ってしまいます。もちろん、環境自体に問題があったり、いじめがあった場合に我慢をさせることは絶対に良くないのですが、自分が子どもに上述のようなことを言いすぎてないか振り返ってみてください。実際、このような言葉を浴びせられてニュージーランドに留学した場合、今までは辛いことがあった時に守ってくれたり、愚痴を聞いてくれる親御さんが側にいたのに、その存在がなくなってしまうことで心のバランスを崩してしまう生徒もいます。(逆に親御さんから離れたことで、環境を前向きにとらえて楽しい留学生活を送れる場合もあります)

⇒親が子どもに「環境が悪い」と言いすぎない。

3 海外には、友人関係の問題やいじめが全くないと思っているタイプ

「海外の人はおおらかだから、日本のような学校でも友人問題やいじめはないですよね?」これも相談にいらっしゃるお客様によく言われる言葉です。これから新規一転、新しい学校で一から再出発したいという方には水を差すようですが、友人関係のトラブルやいじめが全くないといった夢の様な国や学校はありません。自分と現地学生との人間関係、留学生同士の人間関係、同じ日本人同士の中での人間関係、ホームステイでの人間関係と、いろいろな人間関係を新しく作りあげて行かなくてはいけません。今までに何らかの理由でそれが問題だったのであれば、留学してどうすれば同じ様にならないかを考えてみましょう。相手や周りの環境の事ばかりではなく、まずは「自分をどのように変えることができるか」など、自分自身の内側にある原因を考える姿勢が大切になります。

⇒友人関係の問題やいじめが全くない場所なんてない、その中でどう上手くやっていくかを考えることが大切。

4 帰国生入試を使えば大学受験で有利だと考えているタイプ

大学にもよりますが、多くの日本の大学で、2年以上の海外高校の在籍があれば「帰国生入試」にチャレンジすることができます。今、中高生で不登校だけど、海外高校に行って帰国生入試を狙えば、普通に受験するよりラクで良い大学に行けるのでは…⁉と考える方も少なくないかと思います。しかし、決して「ラク」ではないのです。想像をしてみて下さい。海外で外国人として外国語を使って生活をするということは生半可な気持ちでは過ごすことはできません。お店での買い物、電車やバス移動、テレビ、電話、食卓、病院、学校、宿題など、全て英語で生活をします。留学に対する熱意がそこまで強くないお子さんは、この壁に挫折をしてしまい、留学が続かないケースもあります。留学の動機を再確認する時に、もしも「留学をするとラクかもしれない」という思いが少しでもある場合は、留学する目的をもう一度しっかりと考える必要があるでしょう。

⇒外国人として、英語を使って海外で生活するのは大変なこと!帰国生入試だけが目的ならば高校留学は考え直すべき。

以上、高校留学で失敗しがちな4つのタイプを紹介しました。日本で不登校になった理由を考え、留学することでその問題が払拭され、きちんと通学できるようになるかどうかを親子でシュミレーションしてみましょう。ニュージーランドでは、外国人留学生として生活することになります。留学はすべてが新しいことの目白押しで、生半可な気持ちでは留学はするべきではありません。ホームステイでの生活や食べ物も初めて、生活方法も初めて、もちろん英語での学校生活も初めて、学校のシステムも全く違います。文化の違いや言葉の壁など、大きな変化を受け入れ柔軟に適応できるかどうかが大きな鍵となるでしょう。不登校留学で成功する人もいれば、そうではない人がいるのが現状です。現在の状況の根本的な原因は何なのか、留学をする前にじっくりと考えましょう。

それでも、ニュージーランド留学したい方に絶対読んでほしいQ&A

不登校からの留学は、全員が必ず成功するとは限らないというのが正直なところですが、事前にしっかりと話し合い、留学プランを練ることで、成功する可能性を上げることは出来ます!留学という選択肢は、日本で普通に進学するより大変な場合もありますが、それでもニュージーランド留学をしたい!という方は是非読み進めてください。

「不登校だったけど、ニュージーランド留学で新しい道を見つけたい」という、親御様やご本人様からのお問い合わせは、年間でもかなり多くなっています。そこで、今回は不登校の学生が挑戦するニュージーランド留学について、よくあるご質問にQ&A形式でお答えしたいと思います。

Q:長く不登校で、特に勉強をしていないので学力もかなり低く、英語もほとんど話せませんが、ニュージーランド留学はできるのでしょうか?

1)まずは、現地の語学学校で英語力を高めましょう。
英語力は最低限のコミュニケーションに必要です。現地高校に入る前に2~3ヵ月ほど語学学校へ通い、基礎英語力を高めましょう。

2)そのまま高校に入学も可能です。
ニュージーランドの高校では、ESOL(留学生向けの英語クラス)という授業があり、留学中は必須の科目の1つです。英語力が低い場合は、必然とそのESOLクラスのレッスン数が多くなり、本コースの選択科目が選択できなくなります。その結果、単位数が少なくなる場合もありますので、出来るだけ英語力は高めてから入学するほうが好ましいですが、入学は可能です。

3)ファウンデーションコースもあります。
英語力に加え学力が低い場合、ファウンデーションコース(または、インテンシブコース)という一般科目の基礎コースに参加しなくてはいけません。まずはこのコースで英語力と基礎学力を高めてから、本コースへ進むことができるシステムです。

Q:ニュージーランドは不登校の学生の受け入れに寛容だと聞きました。本当ですか?

全世界的に見ると、不登校の方の受け入れには比較的寛容な国と言えるでしょう。これは、ニュージーランドの教育システムでは、過去のことよりも現時点での本人のやる気や学習意欲などで入学の可否を判断してくれる学校が多いからです。そのため、出願の際に書く「自己紹介文」では、どうしてNZに留学したいのか、どのような勉強をしたいのか、などを説明するように心がけて下さい。

※過去には、不登校の期間が半年〜1年間など長期間の学生さんでも現地校で入学が認められているケースがあります。大切なのは、生徒本人が留学をする目的やゴールをしっかりと持っているかどうかです。

Q:ニュージーランドに留学する場合、どのような手続きが必要でしょうか?

ニュージーランドの留学手続きは以下のような順序で進みます。

1)まずは、ISSの無料カウンセリングを利用
ISSの留学コンサルタントが、お子様の状況や性格、ご要望に合わせてプランの提案をさせていただきます。
※この時点で、必ず留学に行くと決めていなくても、国が決まっていなくても大丈夫ですし、カウンセリングの後にすぐに決定しなくても大丈夫です!

2)ISSの高校留学選考試験を受験
高校留学に関しては、ISS独自の選考試験(英語筆記・日本語筆記・面接)を実施しています。これは単に英語力や学力だけを測るものではなく、留学についてしっかりとした目標があるか、ご家族で意見が一致しているか、そして何よりご本人に適正があるか?を見させていただいています。高校留学をするということは、日本の高校の卒業資格を手放すことに繋がります。中学生・高校生という大事な時期に安易な選択をしてその後の人生を左右してしまうことのないよう、適正等をしっかり見させていただいています。

3)ISSへの申込み、学校の絞りこみと出願
選考試験合格後、ISSへの申込手続き後、学校の絞りこみと出願を行います。過去の成績表、推薦状、自己紹介文などを学校に提出し、審査をしてもらいます。スカイプ面接がある場合もあります。

4)入学許可がおりたら、学生ビザの申請・航空券手配・滞在先手配
学生ビザの申請はアドバイスをさせていただきます。航空券手配、滞在先手配(寮滞在の学校もありますが、ほとんどの場合はホームステイ)はISSにお任せください。

5)ニュージーランドへ出発
ISSの場合、ニュージーランドの2大都市であるオークランドとクライストチャーチに現地オフィスがあります。空港の出迎えから最初のオリエンテーション、科目選択の仕方、ホームステイなど現地でのサポートをさせていただきますので安心感があります。

※学費のお支払いに関しては、学校によってタイミングが異なる場合がございます。詳しくは個別でお話しをさせていただきます。

Q:不登校だったので、成績表や先生からの推薦状などを集めるのが難しいのですが…。

【成績表】ニュージーランドのほぼ全ての高校で、入学審査として過去2年間の成績表の提出が必須です。不登校だったために評価が難しいという事情もあるかもしれませんが、例えば、仮に評価が「1」や「評価不可」だったとしても正式な成績表を取得してください。また、成績表には今までの出席率が分かるものが必要です。

【推薦状】
在籍学校の先生からの推薦状が難しい場合は、塾の先生やその他の教育機関などの教師からの推薦状も有効です。

※通常、成績表や推薦状は英語での表記が望ましいですが、取得が難しい場合は日本語でもOKです。
※判断基準となる書類が少ない場合は、スカイプ等の面接を行われる場合があります。面接で自分の事をアピールしましょう。

Q:滞在はホームステイでしょうか?寮でしょうか?

ほとんどの場合はホームステイでの滞在となります。人によってはこの点が一番難しく、辛い所かもしれません。海外の英語の環境で、他人の家族と一緒に生活する訳ですから、気を遣う部分がどうしてもあります。日本にいるうちから、朝は自分で起き、朝食を食べ、学校へ行くという普通の生活が出来るようにして下さい。お腹が痛いから、頭痛がするから、気分がのらないから、寒いからと言うようなずる休みは一切通用しません。そのような基本的生活リズムを作ってから、留学するようにしましょう。

また、学生寮は空きさえあれば寮に滞在することもできますが、通常は長期留学生のみで、約半年から1年待ちという状況です。寮では他の学生たちと規則正しい生活を送ることが出来るので、不登校で生活リズムが乱れている生徒さんにはお勧めです。寮がある学校は非常に限られており、すぐに満室になってしまいますので、かなりお早めにお問い合わせ下さい。1月からの学期始めから入学の学生が優先です。

Q:留学をすると、日本の大学受験で有利になりますか?

2年以上の留学をすることで日本の大学受験で帰国生入試枠での受験ができます。帰国生入試は「海外の高校で最終学年を含めて2年以上在籍していること」というのを最低条件にしている大学が多いです(出願条件は各大学により異なります)。将来的に帰国生入試を狙うことができることは、留学の大きなメリットと言えるでしょう。また、留学生でもAO入試を受ける生徒も毎年多くいます。AO入試でも留学の経験と、留学中に何をしたかは大きなアピールポイントにすることができるでしょう。

【帰国生入試とは】海外の高校に進学し、日本の大学を受験するメリットとは近年、海外の現地の中学校や高校へ留学する人数は増加傾向にあります。中でも人気なのはカナダやオーストラリアといった治安も安全な国です。留学する期間も1年間であった…

Q:日本人学生の少ない学校はありますか?

ニュージーランドの学校で留学生の受入に定評がある学校には、ほとんどのところで日本人留学生が5~10人はいます。その為、「日本人のいない学校」は難しいでしょう。逆の考え方をすれば、日本人がいない学校は留学生に人気がない学校、受け入れ体制が出来ていない学校ともいえます。そのような学校へ日本の学生がたった1人入学しても、一番辛いのは留学生本人なのです。

Q:不登校に加え、少し引きこもり気味ですが、本人は留学に乗り気です。大丈夫でしょうか?

日本で引きこもりだった生徒が、ニュージーランドに来てしっかり毎日登校できるようになった、という例はたくさんあります。留学をすることで生活環境や人間関係が一気にリセットされますから、それを機に、心機一転自分を変える良いきっかけになるでしょう。本人が留学をきっかけに「自分を変えようという強い意志」があれば、留学は成功するでしょう。

Q:興味のある科目は非常に良い成績なのですが、他の学科がほとんどできませんが大丈夫でしょうか?

ニュージーランドでは、高校生の学年になると選択科目が多く、比較的自由に科目を選択することができます。しかしそれでも、必須科目というものはあり、Year 11(高1)の学年ではほとんど全ての学校で英語、理科、数学は必須科目です。ニュージーランドの教育システムは日本に比べ、興味のある科目を伸ばす所に重点が置かれます。そのため、飛び級などのシステムもあります。

また、ISSでニュージーランド留学をする場合、学校の授業について行けない学生の為に、スタディーサポート「塾天(JUKUTEN)」という補習塾のご紹介も可能です。英語の科目を日本語で教える授業なので、留学初心者には最適の塾です。

まとめ

不登校学生のニュージーランド留学は、もちろん全員が成功するわけではなく、中には途中で帰国してしまう生徒がいるのも事実です。途中で留学を断念してしまう生徒に共通して言えることは、日本の生活スタイルをそのまま継続し、「自分自身を変えられなかった」ことが挙げられると思います。

「環境を変えれば自分は変わる」と考えていませんか?海外留学は「環境を変えることをきっかけにして、自分自身を変える努力をする」ことが大事になってきます。不登校でも、少し引きこもり気味でも、自分を変えたいという気持ちがあれば大丈夫。ISSでは、そのためのサポートを全力でさせていただきます!

<参考・引用>
ニュージーランド留学センター(ISS現地提携オフィス)
※他にもニュージーランド留学に関するお役立ち情報が満載!

いきなり高校留学は決断できない…という方、まずは春休みや夏休みを利用して、1ヵ月以内の現地校体験留学をしてみるのはいかがでしょうか?

また、今回はニュージーランド留学を紹介しましたが、もちろん他の国でも高校留学は可能です!行きたい国がある方はお気軽にお問い合わせください。

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コロナが収束したら、留学に行きたい!と思っている方は、今のうちに留学プランをご相談ください。出発が1~2年後でもご相談いただけます。

ISSの各支店では対面での無料カウンセリングを行っておりますが、あわせて「お電話」でのカウンセリングも承っております。電話対応でもスタッフは変わらず、対面相談と同じくプロの留学コンサルタントが対応いたしますので、ご安心ください。

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