留学でのちょっとしたトラブル回避術
海外生活ではトラブルはつきもの…とはいえ、心配事や怖い経験は無い方が良いに決まっている!留学生活開始後、ちょっとしたトラブルを回避できるようなポイントをお伝えします。
通学路でありがちなトラブル
語学学校や大学に登校する初日のこと。皆さん、ホームステイ先から学校の行き方は事前によ~く確認されるのですが、意外と学校からの帰り方はあまり調べていないことが多いです。
これが意外と盲点。海外のバスに乗っていると、大きな町から町までの間の道は、全部が森だったりすることが多いため、どの方向に走っているのか?よく分からなくなることがあります。
以前、ニュージーランドに短期留学をした高校生のAyumiさんは、ホームステイ先に帰ろうと思ってバスに乗りました。ずっと森の景色が続いていたため、終点まで逆方向のバスに乗っていると気がつかなかったそうです。
Ayumiさんが困っていると、なんと親切なバスの運転手さんがホームステイ先までバスで送り届けてくれたそうです(笑)
また、帰り道に迷子になってしまったけれど、ホームステイ先の住所を持ち歩いておらず、人に尋ねても住所が分からないため帰り方を教わることもできず、困ってしまったというお客様もいらっしゃいました。
最初のうちはネットもすぐに繋がらないことがあるため、行きだけでなく、行き帰り両方の交通手段を調べておき、ホームステイ先の住所や学校の住所、緊急連絡先などは必ず持ち歩くことをおすすめします。
ホームステイでありがちなトラブル
大学生のKenさんはロサンゼルス留学中、ホストファミリーと夕食を食べていました。談笑しながらいつも通り夕食を終えたあと、ホストマザーが「チップをちょうだい」と言ってきました。
チップ?Tip?レストランやホテルで払う心づけのこと?
食事代は払っているはずなのに、なんで?と楽しかった夕食の時間から一転、とても悲しい気持ちになってしまいました。その時は適当に相槌を打ち、自分の部屋に戻りました。
次の日、ホストマザーが部屋にやってきて、「昨日は、Kenの洋服のボタンが欠けていたから縫ってあげたかったんだけど、もしかして勘違いしている?」と話しに来ました。
調べてみると、欠けたもののことを英語で“Chip”(チップ)と表現するようです!“The button is chipped.”のように。
決してチップを要求された訳ではありませんでした。Kenさんの場合はマザーが確認してくれたから誤解は解け、楽しいホームステイで終わることができましたが、もし次の日の確認が無ければ、ホームステイの思い出がちょっと嫌なものになってしまっていたかもしれません。
ここで言えるのは、Kenさんがホストマザーの言っていることをよく確認すべきであったという点です。英語が分からない時、勝手に思いこまない。分からなければ聞き返したり、紙に書いてもらったりする癖をつけると変な誤解やミスコミュニケーションを防ぐことができます。
カフェやレストランでありがちなトラブル
日本よりもカフェ文化が発達していることもあり、留学中は友だちとのおしゃべりや自習する場を求めてカフェに行くことが多くなります。
カナダのトロントに留学した大学生、Rihoさんも放課後は毎日、カフェで2ドルのコーヒーを頼み、自習をしていました。2人掛けの席に腰かけ、いつも荷物は向かい側の空いた席に置いていたのですが、ある時ふと荷物に目をやると、そこに置いてあったはずのハンドバックが無くなっていたそうです!
勉強に集中している間に、取られてしまった…。財布も定期も入っていたため、血の気が引くほど焦ってしまったとのこと。後日、財布からお金だけ抜き取られてハンドバックが落ちているのが見つかったのですが、本当にショックでしたと帰国後に話してくれました。
これは、ちょっとしたではなく大きなトラブルですね。
海外に着いた最初の頃は、特にスリや盗難を警戒していますが、生活に慣れてくると、つい気が緩んで日本でしていたような行動をしてしまいがちです。
空いている席に荷物を置いたり、荷物を置いたままトイレに行ったりはどんなに慣れた街でも控えるようにしましょう!