留学先で実践してほしい!会話力を上げるための3つのコツ
留学をする目的は様々。ですが、「会話力をあげたい」という目標は誰しもが持っているのではないでしょうか。そこで今回はただ留学するだけじゃもったいない!留学中に順調に語学力が付くかどうかは、この会話力が大きく影響してきます。留学中に心がけたい3つのコツをご紹介します。
1.あいづちのレパートリーを増やそう
ちょっとしたことですが、相槌は大切です。「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という合図になります。スタッフの私が初めて留学に行った高校2年生の夏、ホストファミリーと話をする中で困ったのが意外にも「相槌」でした。
英語がほぼ話せない私に色々と話をしてくれるのですが、話の合間で私は”yes, yes”とか「わー」、「えー」くらいしか言えず、「それすごい!」「そうなんだ!」という気持ちを表す相槌が分からず、どうやったら自分の感情をもっと伝えることが出来るのか、ともやもやしていました。そんな時に他の日本人留学生が、”That’s amazing!”と言っているのを聞いて、「そうやって言えば感動が伝わるんだ!」と目から鱗だったのを今でもよく覚えています。
海外ドラマなどを意識して見てみると、実に様々な相槌が使われているのがよく分かります。
“Interesting.”
“Absolutely.”
“Perfect!”
“Sounds fun!”
などなど…。良い相槌は、「この人にもっと話をしたい!」という気持ちにさせます。 ぜひ相槌のレパートリーを増やして、実戦で使ってみてください。
2.「褒める」ことから始めるコミュニケーション
日本では、初対面の人をいきなり褒める文化はあまりありませんが、海外ではよく見られます。
オーストラリアに留学中、ドラッグストアのレジで会計をしていた時に、店員さんに”I like your hat.”と急に言われてびっくりしたことがあります。その時に被っていたベレー帽のことだったのですが、レジの店員さんにいきなり服装を褒められるというのは、あまり日本ではありませんね? でも、褒められて嫌な気持ちになる人はいません。初対面の人に会って「何を話そう..」と思ったら、ぜひ相手を褒めることから始めてみてください。
”Your shoes are cool! Where did you get them?”という風に、会話を始めるきっかけにしてみましょう。
また、日本人的感覚だと、褒められると「いえいえ、そんな..」と謙遜しがちですが、海外では”Thank you!”と素直に受け入れましょう。
3.もどかしくても、自分の言葉で伝えよう
英語で話をしようとする時に単語が分からないことは多々ありますが、辞書で調べるのは最終手段にすることをおすすめします。「これ英語で何て言うんだろう…?」という時は、自分が知っている単語でなんとかそれを説明できないか、頑張ってみてください。ジェスチャーを使っても良いですが、できるだけ言葉で説明してみましょう。
その時間はもどかしく辛いので、もちろん辞書で調べてしまう方が楽です。ただ、知らない単語は今後も山ほど出てきますし、尽きることはありません。それをその都度辞書に調べるよりも、今ある知識で必死で伝えようとする方が、英語力は伸びます。
例えば、「掃除機」という英語が分からないとします。その時は、
”It’s a machine. You use it when you clean your room. It makes big noise. What do you call it in English?”
例えばこういう風に聞いてみましょう。すると、
”That’s vacuum cleaner.”
と答えてくれるでしょう。そこでようやく、掃除機=Vacuum cleanerということが頭にインプットされるのです。
連想ゲームのような感じですね。必死で伝えようとしたけど伝わらず、最終的に辞書で調べることになったとしても、それはそれで問題ありません。苦しい思いをした上で調べた単語は、すぐに調べた単語よりも記憶に残りやすいです。
語学学校でも、「辞書は使わずに、分からないことがあるならまず聞いて!」と言われることが多いです。 日本にいる内から、「辞書を使わずにまず考えてみる」練習を時々しておくのもおすすめです。