アメリカ英語とイギリス英語どっちを学ぶべき?
アメリカ英語とイギリス英語。同じ英語でも様々な違いがあります。よく比較されがちですが実際のところどんな違いがあるのでしょうか?
一般的に言われるのは以下のようなものがよく挙げられます。
単語の違い
アメリカ英語とイギリス英語には以下のような単語自体の違いがあります。
では実際にイギリスで「I like playing Soccer」と言ったら通じないのでしょうか?
答え。通じます。
しかし学校の授業の場合、食い気味で「Football」と直されます。
発音の違い
Aの発音
イギリス英語ではAを「ア」と発音しますが、アメリカ英語の場合「ア」と「エ」の中間のような発音になります。したがってアメリカ英語では「Tomato」を「トメィト」と発音しますがイギリス英語ではローマ字のまま「トマート」という発音になります。
Tの発音
アメリカ英語では「D」や「R」になることが多い「T」ですが、イギリス英語では「T」をしっかり発音します。「Water」はアメリカ英語では「ウォーラー」「ワラー」と発音しますが、イギリス英語では「ウォーター」と発音します。
Rの発音
日本人には難しいとよく言われる「R」の発音ですが、アメリカ英語では舌を巻いて発音します。コレが日本には無い発音の仕方で難しいと言われるものです。そのためアメリカ英語を学ぶアメリカやカナダの留学では鏡を使って舌を巻く練習をする「発音矯正コース」がよくみられます。それに対しイギリス英語では「R」を控えめに発音する、または発音しないのでアメリカ英語のような難しさはありません。
私たち日本人が小学校から習っている英語や、駅の案内など街中で聞く英語はアメリカ英語がほとんどです。そのため、初めてイギリス英語を聞いた人は「聞きにくい」と思う方もいるかもしれません。しかし全ては慣れです。日本でも地方に行くと方言があるように、その土地に暮らしていれば発音の違いは自然と慣れてきます。
スペルの違い
単語は同じでもスペルが違う単語もあります。
発音で触れたように、小・中学校で学ぶ英語はアメリカ英語なのでほとんどの方がアメリカ英語のスペルで一生懸命単語練習をしていたかと思います。ですので記述に関してはイギリス英語を初めて読んだ際は多少の混乱があるかもしれません。
アメリカ人は省略好き
アメリカ人の会話ではよく文章を省略して会話がされます。「I want to」を「アイワナ」といったり、「I am going to」を「アィムゴナ」というのを聞いたことがあるかと思います。この表現がイギリスではほとんどされません。また手紙やメモでもアメリカではよく「Thank you」を「Thank U」と書いたりしますがこれもイギリスではあまり見られない表現です。
結局どっちを学べば良いのか
以上の違いを挙げてきましたが、主題に戻ると、アメリカ英語とイギリス英語。これから学ぶ場合どちらの英語を学べばよいのでしょうか?
極論を言うと、「自分が好きな英語を学べばよい」のです。ここまで読んできてそれか!?となるかもしれませんが、何事も自分の好きな方を学んだ方が楽しく学べます。語学の勉強は続けることが大切なので、楽しいほうが絶対に良いです。
ですのでぜひアメリカ英語とイギリス英語、それぞれの洋画を観るなどしてどちらが自分にとって聞き取りやすいか比べてみてください。
おすすめの映画
アメリカ映画
・プラダを着た悪魔(2006年)
・ディズニー映画
難易度別おすすめのディズニー映画はこちら
・ラ・ラ・ランド(2016年)
イギリス映画
・パディントン(2014年/2017年)
・ ブリジット・ジョーンズの日記 (2001年)
・ 英国王のスピーチ (2010年)
好きな国で選ぶ
映画を観て好きな言葉を選ぶのも良し。国の雰囲気をみて、どちらが好きかで選ぶのもよいでしょう。自分が将来旅行や留学で行きたい国はどちらかを決めて、その国の言葉を学んだほうが学習意欲も湧きますよね。
アメリカとイギリスのそれぞれの魅力はこちら!