中学生におすすめしたい、短期留学で人気の国ランキング
近年、留学の低年齢化が進んでおり、中学生でも夏休みや春休みを利用して、短期留学をする方が増えています。 2014~2020年には、文部科学省+民間企業が協賛した「トビタテ!留学JAPAN 高校生コース」(以下、トビタテ!)の奨学金募集がありました。新高校1年生(中3のうちから検討を始める)コースがあったことから、ますます中学生の留学市場は盛り上がったといえます。
中学生が留学に求めるもの
中学1年生と3年生では大きく異なりますが、高校生と比較すると留学に不安を抱いているお子さんが多いです。語学の勉強をするということ以前に「自分の家を何日も離れる」「親御さんがいない状態で1人で頑張る」というところのハードルが高くなります。ホームステイでも寮滞在でも、基本的には自分で目覚ましをかけ、朝起きて授業に向かうため、親御さんに頼れない状態で自分の生活をすることになります。自立に向かう良いきっかけではあるのですが、現地に到着するとホームシックで泣いてしまったり、体調を崩してしまうお子さんもいます。これを踏まえ、以下のようなご希望を頂くことが多くなります。
・完全に1人参加のプランではなく、他の日本人留学生と一緒に行ける(添乗員付きの団体ツアーや、日本人留学生の参加者が多いプラン)
・勉強ばかりでなく、アクティビティや観光などの楽しいイベントがある
中学生のお子さんを持つ保護者の方が留学に求めるもの
一方で、お子さんを海外に送りだす保護者の方の思いは、小学生でも中学生でも高校生でもあまり変わらないと言えます。ISSに相談にいらっしゃるお客様も「とにかく安全に帰ってきて欲しい」というのが第1優先事項であり、その上で
・初めての海外であれば、「海外や英語を好きになってきて欲しい」
・高校受験や将来の夢など、進路について考えるきっかけになって欲しい
・(お客様によりますが)現地に日本人スタッフがいて欲しい、ある程度は同年代の日本人留学生がいて欲しい
・現地では国際色豊かな環境であって欲しいが、行き帰りの飛行機に1人で乗らせるのは心配
といった希望を頂くことが多いです。上記を踏まえると、第1に「安心して行ける」プランであること。その上で「楽しい海外体験」をして欲しい、ある程度語学力はつけて欲しいが「無理のない体験」であって欲しいというご希望がうかがえます。語学力向上にはつながって欲しいが、あまりに授業を詰め込みすぎて、海外自体が嫌いになったり、語学の勉強を嫌いになったりというのでは本末転倒ですよね。
そこで今回は、中学生におすすめしたい、人気の国 Best3をご紹介!一体どんな国が人気なのでしょうか?それぞれの国のおすすめの都市、語学学校も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。( ※ランキングは2019年の出発者を元に作成しています。)
※2022年は、新型コロナウィルスの影響により中止となっているプログラムもありますが、例年ご好評いただいているプランも紹介させていただきます。
No.3 アメリカ
① 添乗員付きツアー、団体で行けるグループツアーが多い
アメリカのロサンゼルスは、カリフォルニアのディズニーランドやハリウッド、UCLAなどの有名大学があることから、毎年必ずと言っていいほど団体ツアーが組まれます。初めての海外なので、1人で飛行機に乗るのは心配…という方にもおすすめなのがロサンゼルスのプランです。現地についてからも添乗員や学校スタッフがしっかりサポートをしますし、周りに日本人の参加者も多いので安心できます。
②有名大学に滞在し、同世代の留学生と仲良くなれるプランが多い
アメリカは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)をはじめとする超有名大学の寮に滞在しつつ、英語を学べるプランが多いです!通常ではなかなか入れない大学なので、中学生ながらにアメリカの大学生気分を満喫できます。英語の勉強の第一歩として、モチベーションをあげられます。また、講師は普段は語学学校で教えているプロなので、しっかりとした英語の授業を受けられることもあって人気があります。
③勉強が辛くても、アメリカなら観光とアクティビティの楽しさでカバーできる!
勉強が目的じゃないの?と思う方は多いかもしれません(笑)ですが、上述したように「海外や英語を好きになって」帰国するには、楽しかったという経験が必須です。アメリカのディスニ―が楽しかった、サンタモニカビーチがきれいだった、本場のピザやハンバーガーが美味しかった、店員さんがにこやかだった…などという些細なことから、海外を好きになることは充分にあります。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなども観光はあるのですが、自然を楽しんだり、お城を訪ねたりと中学生にとっては地味めなモノも(大人になるとそれが良いのですが…)。中学生の女の子にはカリフォルニアのディズニーランドに行けるプランが大人気です。帰国後の勉強へのモチベーションのためにも、中学生が楽しめるプランを選ぶことは大事になってきます。
No.2 オーストラリア
①飛行時間が少なく、時差も少ない
例えば、成田空港からケアンズは直行便で約7時間半です。(成田発 12:15→ケアンズ着18:45 ※2020年6月10日時点ジェットスター航空直行便の場合)
日本をお昼に出発し、現地に夕方に着きますので、到着したらそのままホームステイや寮、ホテルに泊まって体を休めることができます。このように日本と同じほぼ時間で過ごすことができますし、帰国した際にもすぐに元の生活サイクルに戻れます。更に乗り継ぎがありません!中学生の留学であれば、乗り継ぎがないのは安心できますよね。ケアンズ以外の都市でも、欧米より飛行時間が短いです。
また、留学やホームステイでよくあるのがホームシック。日本の家族に連絡を取りたい時にはLINE電話などを利用する方が多いですが、イギリスやアメリカ留学だと時差のためになかなか時間が合わない、なんてことも多いです。オーストラリアの場合、日本との時差は1時間なので、日本の家族の声を聞きたいとき、時差を気にせず連絡が取れます。お母さんの声を聞いて、安心して落ち着くというお子さんは多いです。また、保護者の方も連絡を取れると安心ですよね。
②親日家が多いので、ホームステイも安心感がある
オーストラリアは親日家が多いことでも知られています。高校などの第二外国語で日本語を学ぶ学生が多かったり、日本のアニメや漫画が人気であったりということから日本に対して好感を抱いている人が多いです。ワーキングホリデー制度によって、オーストラリアに渡る日本人が多いので、店員さんが日本人であることも珍しくないというのも理由かもしれません。地域差はあれど、そんなオーストラリアなので、日本人留学生に対して寛大な方が多いです。特にオーストラリアのホームステイは、「すごく良かった」と感想を頂くことが多いので、ホームステイ滞在をしたい方にもおすすめです。また、ホームステイ~学校の毎日の送迎がついているプランも多く、公共交通機関に1人で乗るのは不安…という方も安心です。
③日本人の留学生が多いので、日本人に合った授業・アクティビティ・ホームステイであることが多い
中学生におすすめの留学先No.2になってることもあり、やはり現地に行くと日本人は多いです。中学生向けのプランなどは数が限られるので、どの都市を選んでも夏休みのピーク時だと半分~7割程が日本人だった、ということもあります。日本人だらけという環境を避けたい!英語だけで生活をしたい!という方にはもちろんおすすめしませんが、初めての海外留学である程度日本人がいたほうが安心という方にはとてもおすすめ。日本人留学生が多いということは、日本人に合った授業、アクティビティ、ホームステイである場合が多いです。日本人が思う「良い授業」と、海外の方が思う「良い授業」は異なります。例えば、ヨーロッパ系の留学生にとっては授業でディスカッションなどをするのが当たり前ですが、日本人は慣れていないですよね。いきなりディスカッションをして下さい、では授業が嫌になりかねないので、そういったことも踏まえながら授業展開をしていく学校が多くなります。
④夏休みに行っても、春休みに行っても過ごしやすい気候
最後に気候の話です。オーストラリアの主要都市の気温、降水量を下記にまとめました。
中学生の短期留学の渡航時期で最も多いのが7-8月の夏休み、次が3月の春休みとなります。南半球は季節が逆になるので、7-8月は冬となります。最低気温が10℃を下回ってはいますが、最高気温は20℃を超える都市もあり、冬なのに暖かいですよね!また、3月はオーストラリアの夏となるため、20℃以上30℃以下の都市が多いです。日本の夏ほど湿気もなく、気温もそれほど上がらないのでオーストラリアの夏は過ごしやすいと言えます。
特に近年、日本の夏は猛暑なので「留学くらい少し涼しいところに行きたい」ということで選ぶ方も多いようです。暑すぎたり、寒すぎるのが苦手という方にとてもおすすめの国です。
現地の中学校や高校に通う、現地校留学体験プランなら1年中受け入れが可能です。
No.1 カナダ
①英語の発音がきれいで、アジア系の移民が多いので日本人が留学しやすい
カナダは、英語圏の中でも発音がきれいであると言われています。元々、イギリス領であったことからイギリスに近い発音でしたが、国境がアメリカに接するため、イギリス英語とアメリカ英語が中和される形できれいな発音になったと言われています。スペルを書く際などは、イギリス英語となる場合が多いです。また、カナダのバンクーバーやトロントなどの大都市には留学生や移民がたくさんいるので、日本人留学生に対してもwelcomeな雰囲気があります。初めての留学という方には特におすすめです。
②有名大学に滞在できる寮プランが豊富
アメリカと同様、有名大学に滞在できる寮プランが豊富にあります。代表的なのは、バンクーバーのサイモンフレーザー大学やブリティッシュコロンビア大学、トロントのトロント大学などです。 カナダの大学生気分を満喫して、勉強へのモチベーションをあげられます。
③ ホームステイ滞在プランも魅力的
また、寮滞在プランと同じくらいホームステイ滞在のプランも人気があります。オーストラリア同様、親日家が多い国柄であること、バンクーバーやトロントなどの主要都市にはアジア系の移民も多く、食事が日本人に合ったり、何かとコミュニケーションがとりやすいホームステイ先が多いです。
④手頃な費用感なのに、アクティビティが豊富
カナダの短期留学は、プランによりますがアメリカやイギリスに比べ費用が抑えられます。その上でカナダを存分に楽しめるようなアクティビティが含まれている場合が多いです。例えば…
【 バンクーバーの場合 】
蒸気時計で有名なガスタウン、キャピラノつり橋、カナダプレイス、ウィスラー観光、ヴィクトリア観光など
【トロントの場合】
CNタワー、ナイアガラの滝&クルーズ
⑤ほとんどの学校で、日本人スタッフが常駐しているので安心感がある
中学生の保護者様に多いのが、現地で頼れる日本人スタッフがいて欲しいというご希望です。カナダの場合、どのプランの場合でも日本人スタッフがいることが多く、安心感があります。
ISSでは、中学生におすすめしたい、短期留学で人気のプランを多数紹介しています。ここに紹介しきれないプランもありますのでお気軽にお問い合わせください。