カナダ 学生ビザの要件を改定
2023年末より、カナダの学生ビザの発行に関する要件の改定が次々と発表されています。このページでは移民局から発表された情報をまとめていきます。
※最新情報は移民局ホームページよりご確認ください。
※既にISS留学ライフでお手続き中のお客様は担当より直接ご案内いたします。
①残高証明の金額が約2倍に
学生ビザ申請時に必要な残高証明ですが、その最低金額が2024年1月1日より
10,000カナダドル から 20,635カナダドルに引き上げられました。
残高証明とはカナダ入国後にも生活のために十分な預金があることを証明するものですが、この変更により、約227万円以上の残高がないと学生ビザが却下される可能性があることになります。
②学生ビザの年間発給数を35％減
これまで年間発給数の上限はありませんでしたが、2024年の発給数を前年比35％減の約36万4,000件に制限すると発表されました。
この約36万件という数が今後各州に振り分けられ、その後各大学や語学学校に振り分けられる予定です。制限の対象は学部生で、修士や博士課程、高校生以下は含まれないとされています。
また、この制限は2025年にも継続する見込みで、2025年の発給数は2024年末に発表される予定です。
③ビザ申請時に必要な書類が追加
2024年1月22日以降の申請には「Attestation Letter」が必須となります。
Attestation Letterとは州からの承認レターのようなもので詳細はまだ発表されていません。各州は3月31日までにAttestation Letter発行のプロセスを確立するよう指示されているので、州によって動きが出てくる見込みです。
今回の措置はカナダの移民や留学生による人口増加に伴い住宅の需給のひっ迫、家賃の高騰などが問題となり取られた措置とのことで、今後も新たな要件の追加や変更の可能性もあります。
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