カーディフでの1年間

いきなりの1年留学を決意するまで

自分はもともと英語が得意や好きだというのではなく、むしろ苦手な方でした。では、なぜ私が1年間もの留学を決意したのか?
きっかけは大学4年生の時の就職活動でした。働きたい業界・職種がなかなか見つけることができず、様々な業界の会社説明会に参加をしており、そこで海外展開やグローバルな社会といった言葉に私自身とても興味を持ち、将来働く上で英語力が必要になってくる、英語力が仕事の助けになると考え、留学を決意しました。また、せっかく留学に行くのならば、短期間ではなく、長期間で日本以外の国に住み、実際に日本と違う雰囲気や文化、考え方に触れながら英語を学びたいと考え、1年間もの留学を決意しました。しかし、もともと英語が得意ではなかったので、とても不安でしたが、1年間の留学を経て得るものはとても大きなものになるだろうという期待やワクワクもあり、そのことが留学を決意する後押しにもなりました。

思っていたイギリスの印象と実際の様子

私が留学をする前に思っていたイギリスの印象はどこかお堅いというイメージとご飯が美味しくないというイメージでした。しかし実際は堅くなく、とてもフレンドリーな人が多く、パブでビールを飲んでいても全く知らない人達が気軽に話しかけてくれたり、公園で友だちとサッカーをしていても混ざってきて仲良くなったりということがたくさんありました。たまにアメリカの話題やアメリカ英語を話すとちょっとプライドが高くなるという場面も実際にありました。また、ご飯に関してですが、イメージ通りでした。美味しくもなく不味くもないというのが私の素直な感想です。しかし、イギリスには様々な人種の人がおり、多くのレストランがあります。例えば、トルコ料理のお店やアラビック料理のお店、中国やタイなどアジア料理のレストランもあり、とても美味しく、日本では味わえないたくさんの料理を食べることができます。

カーディフの学校や街のおすすめポイント

私がオススメしたいポイントはSchool Trip とConversation Cafeです。毎週土曜日にSchool Tripと呼ばれる日帰りの小旅行があり、様々な違う街(オックスフォードやバースなど)に学校のスタッフの方が連れて行ってくれます。そこでクラス以外での新たな友だちを作ることができると思います。またConversation Cafeは毎週金曜日のお昼にラウンジでミニゲームなど行って楽しく英語を学ぶことができます。最初の頃、私は英語をろくに話すことができなかったので、授業以外で楽しく英語を学ぶことができ、とても助かりました。そしてCardiff という街はロンドンに比べると田舎で半年もすると正直飽きてくるかもしれませんが、実はたくさんの良いお店や場所があります。例えばBute ParkやRoath Park、Cosmeston Lakeなどの大きな公園やCardiff BayからPenathまで続いている海沿いの道は散歩にもサイクリングにもお勧めです。また、昔は劇場として使われていたパブ「Prince Of Wales」やトルコ料理のレストラン「Saray」などが私のおすすめです。

自分が成長したなと思う点と、まだまだだなと思う点

私が留学を経て成長した点は、英語力はもちろんですが、積極的に自分からコミュニケーションをとるようになった点です。留学生活において様々な場面で自分から発言をする、意見を述べるということが必要な時が多々ありました。私はもともと受け身でいるようなタイプだったのですが、授業中などによく、先生やクラスメイトにもっと発言をするように言われたことがたくさんありました。こうした場面や経験から積極的に意見を述べたり、発言をするといったように自分からコミュニケーションを取るように成長したと感じています。しかし、まだまだ受け身になる部分もあり、また英語のスピーキングの部分が特にまだまだだなと感じています。相手にいかに自分の意見をわかりやすく説明できるのか、また相手の意見を理解しお互いに考えを述べるということが大切になってきます。

これから留学する人へ

英語が話せなくて海外で生活できるか不安に思っておられる方、安心してください。英語もろくに話せずにいた私が1年間、イギリスで無事に過ごし、たくさんの友だちや思い出を作るとこができたので大丈夫です。色々と不安に思うことがあると思いますが、ワクワクした気持ちで臨んでほしいと思います。また、留学先では自分の殻にこもらずにどんどんと自分から話しかけたり様々な場所に出かけたりしてください。そうすれば、日本では味わえないたくさんの貴重な経験をすることができ、おのずと英語力も伸びると思います。私は実際に留学をして、本当に楽しくて1年があっという間でした。帰国する際には、もっと留学をしていたい、日本に帰りたくないと思ってしまうほど有意義なイギリス生活を過ごすことができました。そして、またチャンスがあれば留学をしたいなと密かに思っています。