Voice 留学体験談
勇気を出して一歩踏み出して良かった
松﨑 優典さん
PROFILE
ご職業 | 大学生 |
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国・都市 | アメリカ合衆国、シアトル |
期間 | 30週間 |
学校 | カプラン インターナショナル ランゲージ シアトル校 |
参加プラン | 長期英語研修ホームステイ |
留学を決めたきっかけ
大学3年次に何となく就職活動をしていましたが、自分の将来のビジョンがどうしても見えず、漠然ともがく毎日でした。僕は英文科に所属していて、友人の多くが留学をしていたのですが、当初は「怖い」、「家族や友人と離れるのは寂しい」など、ネガティブなイメージしかありませんでした。しかし、彼らと話をするうちに、英語を海外で学んでみたい…、そう強く思うようになりました。それまでチャレンジングなことからは目を背け続けてきた僕でしたが、社会に出る前に一度自分の殻を破ってみようと、留学を決意しました。シアトルを選んだ理由は、スターバックスやアマゾン、シアトルマリナーズなど、日本人になじみのあるものの発祥の地である点、また都市としても大きすぎず、自然とうまく融合している点が魅力的だったからです。
楽しく、刺激的な授業
講義形式の授業しか受けたことのなかった僕にとって、語学学校での授業はとても楽しく、毎日、時間があっという間に過ぎていきました。授業は、文法や語彙を学ぶのはもちろんですが、基本的にアクティブラーニングがメインです。週ごとのトピックについて、ペアやグループになってディスカッションをします。時にはそれを発展させ、例えばディベートをしたり、学校の外に出て街の人にアンケートを取り、その結果をプレゼンテーションで発表したりもしました。僕の場合、授業は8 時半に始まり、午前中に2 コマ、そして午後に1 コマ選択授業がありました。
大丈夫、友だちはできる!
僕は留学前から不安でいっぱいでしたが、初対面の人に自分から話しかけるのが得意ではない僕にとっての一番の心配は、自分に友だちができるのかということでした。しかし、結論から言うと、こんな僕にも、またいつか必ず会いたいと思える友だちがたくさんできました。ディスカッション、ディベート、課外活動などの授業に参加していれば、誰でも顔と名前をすぐに覚えられ、顔を合わせれば挨拶をしてもらえるようになります。また、ほとんどの学校で、放課後にアクティビティーを催しています( 僕の学校では、カフェ巡りや野球観戦、その他にもハイキングやスポーツアクティビティーなどがありました)。アクティビティーには、友だちを増やしたいと思っている人が多く来るので、クラスで距離が縮まった人を誘って参加すれば、友だちが自然と増えていくと思います。
積極的に意思表示をしよう
現地では、日本にいた時と比べると黙っていても周りが空気を読み、気を利かせて助けてくれるといったようなことは、少ないように感じました。僕は最初のクラス分けテストの後、一番上のレベルからスタートしましたが、まったくついていけず、スタッフにレベルを下げてくれるように頼みました。テストの結果は妥当だと断られましたがクラスでの自分の状況を説明した結果、クラスを変えてくれることになりました。ホームステイ先でもそうでしたが、理由をしっかりと説明すれば、自分の意思を尊重してもらえることがほとんどでした。せっかく来た留学をより良いものにするためにも、困ったことや要望があれば、積極的に言葉にするといいです。
かけがえのない思い出と経験のできる留学
数えきれないほどの思い出の中で一番心に残っているのが、7月4 日のアメリカ独立記念日に、アメリカ各地で見ることができる打ち上げ花火を友だちみんなと見に行ったことです。この日を祝うために広大なGasWorks Park に集まった数千人の一体感は忘れられません。いま振り返ると、留学期間中はすべてが楽しく、充実していました。最初は、何もかもが便利な日本の暮らしとのギャップに困惑することもありました。しかし、世界中
の、バックグラウンドも今後の目標も違う友だちと、一緒に勉強したり、遊んだり、話をして価値観を共有したりしたことは、僕にとってかけがえのない財産となりました。そして、それらの経験は、今後の人生の中でも生きていくと確信しています。少しでも留学に行ってみたいと思う人は、絶対に一歩踏み出してみるべきです。僕も行く前は不安でいっぱいでしたが、素晴らしい人たちに出会い、またとない経験をすることができ、いまは、また留学したいと考えています。皆さんが、語学面での成長も含め、行って良かったと心から思える留学生活を送れるよう応援しています!