実際のところ、留学って就活に役立つの?ガクチカに有利?
留学経験が就職活動にどれだけ役立つのか、多くの学生が悩むポイントですよね。「留学を生かせる仕事があるのか」「留学は就活でアピールポイントになるのか」「留学で得た経験が本当に企業に評価されるのか」「他の学生との差別化ができるのか」といった具体的な不安を抱える方も多いでしょう。そこで今回は、留学と就職活動の関係について、具体的な事例を交えながら詳しく見ていきます。
ガクチカとは?
「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」を意味します。就職活動において面接官から「学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)は何ですか?」と聞かれるのは、あなたが学生生活をどう意欲的に過ごしたか、何に情熱を注いだかを知りたいからです。アルバイトや部活動、ボランティアなどがガクチカの代表的な例です。留学は多くの学生がガクチカに使おうと考えるものの一つですが、「果たして留学はガクチカとして有利になるのか?」と悩む声も少なくありません。
留学はガクチカに有利になるのか?
「留学をすることで就活が有利になる」と言われることがありますが、これはどうなのでしょうか?結論から言えば、単に「留学をした」という事実だけでは強力なアピールにはなりません。しかし、留学を通じて「何を得たか」、そして「自分がどのように成長したか」をしっかりアピールすることで、留学経験は就活で有利な要素になります。
面接官はガクチカで次のポイントを重視します。
- 経験の過程: どんな状況にどう対応してきたのかという経験の過程から、学生の人柄や仕事に取り組む姿勢を確認します。
- 伝えたいことと経験の関連性: 自分が伝えたいことと、その経験がどう関連しているのかが重要です。
- 文章力・言葉選び: 論理的思考能力やコミュニケーション力が反映されるため、文章力や言葉選びも評価されるポイントです。
このように、留学で得た経験をどのように説明できるかが重要です。たとえば、現地での授業で自らプレゼンテーションを行い、言語の壁を乗り越えて成果を挙げた経験や、異文化コミュニケーションの難しさを乗り越えるために試行錯誤したエピソードなど、自分の言葉でしっかりと説明できるとよいですね。
留学経験から得られるアピールポイント
留学を通して得られるアピールポイントとして、以下の3つが挙げられます。
1. コミュニケーション能力の向上
留学では、言葉や文化の壁を乗り越えて、現地の人々と積極的に交流する経験が得られます。この経験により、相手の意見を尊重しながら自分の考えを伝える力が磨かれます。たとえば、グループワークでリーダーシップを発揮し、他のメンバーと協力して目標を達成したエピソードなどがアピールになります。
2. チャレンジ精神
留学は、自分の慣れた環境を離れ、異国で新たなことに挑戦する大きな経験です。人生や価値観を揺るがすような大きな挑戦をしたことで、自分の成長を実感できます。現地でボランティア活動に参加し、異なる文化を持つ人々と協力した経験などが、チャレンジ精神を示す具体例となります。このような挑戦を通じて、自分の限界を広げる姿勢をアピールできます。
3. 忍耐力と行動力
留学中には、現地の生活や学業に適応するために、忍耐力と行動力が求められます。たとえば、最初は全く理解できなかった授業内容を何度も復習し、友人や教授に質問を重ねて理解を深めた経験などが、困難を乗り越える力として評価されます。このような目的を達成するための努力の積み重ねが、就職活動でも大きなアピールポイントとなります。
留学で就活を有利に進めるために
留学をすることで、ガクチカとして話す内容がより強くなります。「留学で何を学び、どう成長したのか」を具体的な話で自信を持って話せると、就職活動が有利になります。「異文化の中で自分がどう順応し、成長したか」を具体的に説明できれば、面接官の興味を引きやすくなります。
留学をガクチカとして活用する具体的な方法
- 自分の目的を明確にする: まず、留学の目的を明確にしましょう。たとえば「語学力の向上」や「異文化理解の促進」など、具体的な目標を設定することで、ガクチカにおいても自分の行動や成果を論理的に説明しやすくなります。
- 困難を克服した経験を伝える: 異文化に適応する中で直面した困難と、その解決方法を具体的に伝えましょう。たとえば、現地の授業での言語の壁を乗り越えるためにどのような努力をしたか、グループワークで文化の違いを理解するために取った行動など、課題を克服した具体的なプロセスを説明します。
- 得た学びを具体的に結びつける: 留学を通じて得た学びを、自分の将来のキャリアや志望する企業の業務にどのように活かせるかを明確にしましょう。たとえば、異文化でのコミュニケーションスキルを活かしてグローバルな環境で働きたいと考えている場合、その意欲をどのように実現していくかを語ることが効果的です。
- 自己成長をエピソードで示す: 留学経験を通じて自分がどのように成長したのか、具体的なエピソードを交えて説明することが重要です。たとえば、現地での活動を通じて得た「自分の意見を論理的に伝える力」や「異なる文化への理解力」を示すことが有効です。
将来のキャリアに向けて少しでも有利な経験を積みたい方は、ぜひ留学に挑戦してみてください。
留学がガクチカに有利になった体験談
実際に留学の経験が就職活動に活かされた体験談をご紹介します。
就職活動は海外売上比率の高い商社、メーカーに絞って就職活動を行いました。その結果、第一志望の一つである某自動車メーカーの海外営業事業部の内定を頂き、来年春から新卒で働く予定です。就職活動では留学中のスポーツ店でインターンした際の接客経験が活かされたと思います。「英語で相手のニーズを傾聴し、自分の知識を活かして相手のニーズを満たす」ことを意識し、スポーツ店働いていたことを面接で話した結果、面接官のウケが良かったと思います。(大学4年生 Aさん)
留学経験を生かすも殺すも自分次第!Aさんのように自身の経験・そこから得た力をしっかりとアピールできると、可能性はさらに広がるかもしれませんね。
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