日本でブームとなった「サウナ」。聖地は北欧のあの国!海外のサウナ文化もご紹介!
世界中で増え続けるサウナ愛好家。本場である北欧フィンランドでは国民の生活に深く根付いた文化ですが、日本でも健康志向の高まりと共に空前のサウナブームに。サウナは大量の汗を流すことで、生まれ変わったようなすっきり感を味わえることが魅力です。そんなサウナですが、世界ではどのように受け入れられているのでしょうか?今回は世界のサウナ文化を紹介し、湯気の向こう側に広がる新たな体験を楽しみましょう!
サウナの基本
サウナは温度、湿度、加熱方法によって様々なタイプに分類されます。主なサウナのタイプには以下のようなものがあります。
乾式サウナ(ドライサウナ)
温度は約80℃〜100℃、湿度は10%程度。血行促進、疲労回復、肩こりや腰痛の改善に効果的です。
湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ)
温度は40℃〜60℃、湿度は約100%。肌や髪の乾燥を防ぎながらサウナを楽しめます。低温なので子供や年配の方も入りやすいのが特徴です。
フィンランド式サウナ
温度は約80℃、湿度は15%〜20%。ロウリュを行い、蒸気を浴びることで体を芯から温めます。フィンランド式サウナは熱くなりすぎないのが特徴で、深いリラクゼーションとデトックス効果が得られます。
その他のサウナタイプ
- 塩サウナ: 発汗促進と美肌効果を得られます。
- アイスサウナ(コールドサウナ): 体温の急速な冷却を通じて新陳代謝を促進します。
- スモークサウナ: 高い保温効果と煙の香りが特徴です。
- ケロサウナ: 高価で希少なサウナ体験を提供し、リラックス効果が非常に高いです。
日本のサウナブーム到来の背景
日本のサウナブームは、健康やリラクゼーションに対する意識の高まりと共に、社会に様々な影響を与えています。
健康志向の高まり
サウナには血行促進、体の老廃物排出※、ストレス発散など、さまざまな健康メリットがあります。これが再評価され、多くの人がサウナに魅力を感じています。※諸説あり
メディアの力
テレビや雑誌、ネットでサウナ特集が増え、サウナの魅力が広く知られるようになりました。特に美容や健康情報を発信する媒体での紹介が目立ちます。
著名人の影響力
サウナ愛好家の芸能人や有名人がSNSでサウナの話題を投稿することが増えています。こうした投稿が話題となり、ファンの間でサウナへの関心が広がっています。
サウナブームが世に与えた影響
- サウナ関連グッズの販売増: サウナハットやサウナマット、専用タオルなどの需要が急増しています。
- 施設の増加: 新しいサウナ施設が続々とオープンし、多様なコンセプトのサウナが登場しています。
- サウナ文化の普及: サウナをテーマにしたイベントやフェスティバルが増え、サウナ文化が広く受け入れられるようになりました。
- 「整う」という文化の浸透: サウナを通じて得られる心身のリラックス状態が広く認知され、「サウナハイ」とも呼ばれるこの状態を求める人々が増えています。
日本での一般的なサウナの入り方
サウナでの正しい入り方や、サウナで心身を「整える」具体的な手順を紹介します。
準備
- 水分補給: サウナに入る前にしっかりと水分を取ります。食事は1~2時間前に済ませておきます。
- 体を洗う: サウナに入る前に、体と髪を洗い清潔にします。かけ湯をしてから入浴すると、毛穴が広がりデトックス効果が高まります。
- 体を拭く: 全身の水滴をタオルで拭き取ることで、汗が出やすくなります。
サウナセッション
- サウナ: 初めてのときは5分程度、慣れてきたら6〜12分程度まで延ばします。汗がだらだら出る前に出るのが理想です。
- 水風呂: 30秒~1分程度、肩までゆっくり浸かりましょう。
- 外気浴: 5~10分程度、体を冷やさないように休憩します。瞑想効果もあり、心身のバランスを整えます。
繰り返し
サウナ、水風呂、外気浴のサイクルを2〜3セット繰り返すことで、リラクゼーション効果が最大化されます。
サウナの聖地:フィンランド
北欧に位置するサウナの聖地フィンランドでは、サウナは単なる温浴施設ではなく、神聖で格別な場所として位置づけられています。この世の入り口と出口、というように考えられていました。長い歴史の中で重要な役割を果たし、フィンランド人の生活に深く根付いた文化となっています。
サウナの文化的・社会的役割
- 出産の場: 人生の入り口として相応しいという意味合いで、かつてはサウナで出産することも。
- 医療手術の場: サウナの高温が殺菌作用をもたらし、地域社会で小規模な手術が行われる場でもありました。
- 死者の浄化の場:人生の出口ということで、 故人を清めるための場所として使用されることもありました。
これらの役割を通じて、サウナはフィンランド文化において人々の生涯にわたって重要な役割を果たしています。
フィンランドのサウナの入り方
- 準備: シャワーを浴びて体を清潔にし、温めます。
- サウナに入る: 初心者は低めの温度から始め、10分から15分程度の滞在を目安にします。ロウリュを行い、蒸気を発生させます。
- クールダウン: 冷水のシャワーや湖で体温を下げます。
- 繰り返し: サウナとクールダウンを2〜3回繰り返します。
- 終了後: もう一度シャワーで体を清潔にし、リフレッシュします。
世界各国のサウナ事情
サウナは世界中で愛されており、地域によって異なる文化や習慣があります。ここではドイツ、スウェーデン、韓国、そしてインドのサウナ文化に焦点を当て、それぞれの国々がどのようにサウナを取り入れ、楽しんでいるかを紹介します。
ドイツのサウナ
- 男女混浴と裸文化: 男女混浴で裸で入るのが一般的です。
- アウフグース: スタッフがストーブに水をかけて蒸気を発生させ、タオルで熱風を送ります。
スウェーデンのサウナ
- 自然との一体感: 自然の中に溶け込むように設計されています。
- 静寂とプライバシー: 一人または家族単位での利用が推奨されます。
韓国のサウナ(チムジルバン)
- 社交とリラクゼーション: アカスリやお風呂、エステなどが楽しめる大型の温浴施設です。
- ヤンモリ(羊巻き): タオルを羊の角のように頭に巻くスタイルが特徴です。
インドのサウナ
- アーユルヴェーダとの融合: アーユルヴェーダの原理を取り入れたスパトリートメントと一緒に提供されます。
- ハーブとエッセンシャルオイル: 身体の浄化とリラクゼーションを促進するハーブやオイルが使用されます。
まとめ
聖地フィンランドのサウナ事情から、世界各国のサウナまでをご紹介してきましたが、各国の文化やライフスタイルがサウナにどのように反映されているかお分かりいただけたでしょうか。フィンランドの静かな森でのサウナ体験、ドイツの開放的なサウナエチケット、韓国の社交的なチムジルバン、インドのアーユルヴェーダのスチームバスなど、それぞれの国の特色が色濃く表れています。
ひとえに「サウナ」といっても、国の文化や特徴によって使われ方が異なるのは、なかなか面白いですよね。サウナのみならずあらゆるものの違いを知るのはきっともっと面白いはず。国による文化の違いを実際に肌で感じたいなら「留学」が絶好のチャンスです。現地で生活することで、その土地の文化や人々と直接触れ合いながら、多彩な体験ができますよ。
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