それやっちゃダメなの⁉ 知っておきたい、海外のタブーな文化について
日本のマナーは海外でも通用する、なんで思っていませんか?実は、日本人にとっては当たり前の行為でも、文化の異なる国々では強くタブー視されている例がいくつもあります。文化にまつわるタブーを知らずに、旅先で思わぬ失礼をしてしまったら最悪です。
例えば、日本では相手が何かを成し遂げたときや励ますときに「頭ポンポン」をしますよね。しかしタイでは頭は神聖な部位とされているため、触ることは大変失礼にあたります。このような文化的な違いを理解しておけば、海外での旅をより満喫できるはずです。本記事ではクスっと笑える面白いものから、ちょっと怖いものまで、世界各国のユニークなタブーやマナーを紹介します。
日本独自の文化や習慣
まずは日本の文化についておさらいをしてみましょう。日本は、世界的に見ても礼儀正しい国民性で知られています。個人よりもコミュニティを重視する姿勢が伝統的に根付いており、他者への配慮や倫理観が尊ばれてきました。
礼儀と周りへの思いやり
日本の文化では、人に対する礼儀や感謝の気持ちを大切にします。挨拶やお辞儀、「ありがとう」と言うことは、日本人にとって非常に大事な行動です。また、日本人はみんなが仲良く平和に過ごすことを重要視します。自分の行動が周りにどう影響するかをよく考えて行動することが一般的です。
食事のルール
日本の食事には独自のルールがあります。例えば、食べる前に「いただきます」と言い、食べ終わったら「ごちそうさまでした」。これは食べ物への感謝を表しています。また、食事中には静かに食べ、食べ物の音を立てないようにするのが普通です(ラーメンやうどんなどの麺類は例外ですが)。
日本を訪れる人にとっては新しい発見が多いですが、違う国の人と交流するときには、このような習慣が誤解されることもあります。ですので、異文化交流ではお互いに理解し合うことが大切です。
日本では当たり前でも海外ではタブーな文化
日本では普通とされる行動や習慣が、海外で受け入れられない、または禁止されていることがあります。以下では、食事や観光に関連するいくつかの例を挙げて、マナー文化の違いを見ていきましょう。
【食事編】
- 茶碗やお皿を手に持つ・・・韓国・アメリカ
日本では食事中に茶碗やお皿を手に持つのは普通ですが、韓国やアメリカではこれを不適切と見なされることがあります。これらの国では、食器をテーブルに置いたまま食べることが一般的です。 - 移動中の飲食・・・シンガポール
シンガポールでは公共の場所、特に公共交通機関内での清潔さが非常に重要視されています。そのため、バスや電車内での飲食は禁止されており、違反すると罰金を科されることもあります。 - 左手の使用・・・インド
インドや中東の国々では、左手は不浄と見なされています。これらの地域では、食事をする時や誰かに何かを渡す時に左手を使うことは避けるべきです。 - アスパラガスの食べ方・・・ハンガリー
ハンガリーでは、アスパラガスは手で持って食べるのが通例です。ナイフやフォークを使って食べると、礼儀知らずと見なされる可能性があります。アスパラガスという限定的な食べものなのも、ユニークですよね。 - 鼻をすする・・・アメリカ・ヨーロッパ
日本では風邪を引いた時に公共の場で鼻をすするのは一般的な行為ですが、アメリカやヨーロッパなどの西洋諸国ではこれを不快に感じる人が多く、非礼な行為と見なされます。
【観光編】
- 交通機関の撮影・・・インド・中国・ロンドン
インド、中国、ロンドンなど、特定の地域では安全上の理由から空港や地下鉄の撮影が禁止されています。これらの場所で撮影を行うと、警察による取り締まりや法的措置を受ける可能性があります。 - ドリアンを公共の場に持ち込む・・・シンガポール
ドリアンの匂いは非常に特徴的で、人によっては甘くてクリーミーな香りに感じる一方で、他の人には非常に不快な臭いと感じられることがあります。具体的には、生ごみや腐った玉ねぎ、天然ガスのような匂いと表現されることもあります。この独特の匂いが原因で、多くの公共の場所や交通機関で持ち込みが禁止されています。 - 手を挙げてタクシーを呼ぶ・・・ドイツ
ドイツでは、タクシーを手を上げて呼ぶジェスチャーが避けられます。こうした仕草は、ナチス時代の敬礼を連想させかねないためです。この歴史的な経緯から、手を振るなど別の呼び止め方が望ましいとされています。 - 手をパタパタ振って人を呼ぶ・・・西洋諸国
日本では一般的に用いられる手を下に向けて振るジェスチャーは、西洋諸国では「あっちへ行け」という追い払う意味に解釈されがちです。このジェスチャーを使うと、意図しない誤解や不快感を与えることがあります。
これらの例からわかるように、異文化の中では、日本での一般的な行動やジェスチャーが全く異なる意味を持つことがあります。国外を訪れる際には、その国の文化や習慣を事前に学び、適切な行動を取ることが重要です。文化の違いを理解し尊重することで、より豊かでトラブルのない旅行体験ができるでしょう。一方で、このような文化の違いも旅の醍醐味として楽しめると、一層充実した旅になります。
まとめ
私たちが普段何気なく行っている行動や習慣も、異なる文化では理解されなかったり、時にはタブーとされたりすることがあります。この記事で紹介した各国の文化的タブーを理解し、尊重することは、旅行をただ楽しむだけでなく、現地の人々と本当の意味で交流を深めるための重要な鍵になります。
世界中の文化を尊重しよう
世界にはいろいろな国があり、それぞれに特別な文化があります。外国を訪れるときは、その場所の習慣に合わせて行動することが大切です。これは、「郷に入っては郷に従え」という言葉で表されることが多いです。つまり、その国のやり方を尊重して、その場に合わせた振る舞いを心がけるということです。
海外の文化を肌で感じたい…それなら「留学」が一番!
同じ人間なのに、住んでいる国や地域によって文化が大きく異なるのは面白いですよね。上記を読んで、一層興味が湧いた方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「留学」です。国の文化をより深く知るには、その国で過ごすことが一番。留学であれば、旅行という短い期間では得られない、その国の言葉や習慣を日常生活で深く学ぶことができます。違う文化を学び、新しい世界を発見する旅は、きっとあなたにとって貴重な経験になるでしょう。
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