海外旅行で便利な交通手段Uber
新型コロナウイルス対策の自粛生活において「Uber eats(ウーバーイーツ)」という言葉が日本でも良く聞かれるようになったと思いますが、そもそもUber(ウーバー)とはアメリカで大ヒットした配車サービスです。
アメリカの交通事情
アメリカの面積は日本の面積の約25倍とはるかに大きいため、必然的に移動する範囲が広くなります。運転に慣れている方はレンタカーを借りることも可能ですが、日本とは車線や交通ルールも異なるので車はちょっとハードルが高い移動手段です。また、先進国ですが、公共交通機関(バス・電車など)が日本のような感覚で使うことが難しいと感じるかもしれません。その理由としてはつぎの2つが挙げられます。
・ 時間通りに来ない
・治安が悪い事がある
どうしてアメリカのバスは治安が悪いの?
前述の通り、アメリカの移動は車が主流です。しかし貧富の差が激しい地域では車を所持できない人がいるのも事実です。したがってバスを利用する=車が所持できない=低所得者が多く利用する、ということから治安が悪いというイメージがあるのです。
タクシーを捕まえるのは至難の業
また、 日本の場合、都会であれば簡単に予約なしでタクシーを拾うことが出来ますが、アメリカの場合はそうはいきません。ニューヨーク以外の都市ではタクシーは頻繁に通っておらず、もし使いたい場合は事前に予約をしておかなければなりません。予約の際の電話は勿論英語での予約になりますので、英語力に自信が無い人には厳しい挑戦になるでしょう。また、アメリカにはチップの文化がありますので、降りる際にチップを含めた額を計算して払わなければなりません。
そういった事情からアメリカではUberが大ヒットしました。
現在Uberはアメリカでは観光客だけでなく市民にも必要不可欠となっている移動手段です。 Uberは配車アプリを使って、個人タクシーを呼ぶことができるサービスです。自分の現在地の近くにいるドライバーが、自分の現在地まで来てくれて、目的地まで連れていってくれます。
Uberのメリット
・タクシーに比べて価格が安い
・金額が事前に決まっているのでぼったくりに会うことがない
・アプリの地図で行先が指定できるので英語の会話に不安がある人も行先を指定できる
Uber の乗り方
①アカウントを作成
ブラウザまたはアプリでアカウント登録をします。電話番号とメールアドレスがあれば簡単に登録できます。登録した電話番号にSMSで認証番号が届くため、日本にいるうちにアカウントを作成しておくことがおすすめです。
また、アカウント登録の際、クレジットカードまたはデビットカードを追加すると、乗車後は登録したカードで支払いが可能です。
②配車予約
アプリを開いて、車種(乗車人数)、乗車位置、目的地を選択すると、料金の見積金額が表示されます。その後、リクエストをすれば、配車予約が完了します。その後、ドライバーの名前、顔写真、車種、車の現在地がリアルタイムで表示され、あと何分で自分のところに到着するのかを確認することが出来ます。
同じ距離でも値段が違うのは車の種類によって価格が決められているためです。以下のような種類があります。
- UberX:一般的な車
- UberXL:最大6名まで乗車可能な車
- UberX Share:別の乗客とのシェア
- Comfort:足元が広い車
- Uber Green:電気自動車
③車が到着したら
ドライバーの名前、顔写真、車のナンバーをしっかりと確認して、その車が確かに自分がオーダーしたものであるのかを確認して乗車します。
④目的地到着
目的地に到着した際、その場での現金の支払いは必要ありません。代金はアプリに事前に登録したクレジットカードで清算されます。チップを渡す場合もアプリで支払うことが可能です。チップは降車後30日まで支払いができ、金額も自分の好きな額を設定することができます。
Uberを利用する際の注意点
ドライバーはプロではない
このように便利で安価なサービスですが、Uberを運転するのはあくまでもプロではなく一般人であるという事を忘れないようにすることが大事です。ISS留学ライフのカウンセラ-が以前アメリカに1年程滞在していた際、大きなトラブルはありませんでしたが、ニュースでUberによるトラブルや事故が報道されているのを耳にすることが時々ありました。
乗車するこちらが出来る事としては、評価が著しく悪いようなドライバーが運転する車には乗らず、違う車を手配することです。 ドライバーが向かってくる前にキャンセルすれば、キャンセル料はかからず、また次のドライバーを探すことができるので、そうするのが無難な策です。
同じ距離でも日や時間によって値段が変わる
Uberの料金はTaxiと違って変動制です。1日の中でも夕方から夜にかけての時間が高かったり、同じ時間帯でも晴れの日より雨の日のほうが高かったりします。
乗車・降車可能エリアが違うことも
またUberでは交通安全上、乗車可能なエリア、降車可能なエリアが決まっていてその両者がことなる場合があります。つまりある目的地に行き降車ができても同じ場所から乗車できない場合があるのです。往復で利用する際にはどこが乗車・降車可能なエリアかを確認して移動するようにしましょう。