ドイツのクリスマスマーケットの魅力&人気のクリスマスマーケット5選
最近では、日本でもよく耳にする「クリスマスマーケット」。クリスマスマーケットの発祥の地がドイツであるのをご存じでしょうか?ドイツでは14世紀頃から、クリスマスを迎えるのに必要な食料や生活用品を揃えるためにクリスマスマーケットが開かれていました。現在では、11月下旬~クリスマスの1週間後くらいまで、人々がお酒や食べ物を楽しむ場として開かれており、ドイツ国内だけで2500ヵ所もクリスマスマーケットがあるんだとか…!
クリスマスマーケットの魅力(見どころ、定番グルメ、お酒など)、そしてドイツの人気クリスマスマーケット5選をご紹介します!
【目次】
🎄ドイツ・クリスマスマーケットの魅力
🎄人気のクリスマスマーケット5選
🎀 ミュンヘン
🎀 ニュルンベルク
🎀 フランクフルト
🎀 ベルリン
🎀 ドレスデン
ドイツ・クリスマスマーケットの魅力
それでは、クリスマスマーケットの魅力を見ていきましょう!
可愛らしい!ログハウス風のお店
クリスマスマーケットには、ログハウス風のお店がたくさん!食べ物・飲み物のお店、クリスマスオーナメントやグッツ、マフラーなどの防寒具のお店など、様々なジャンルのお店が一列に並んでいます。1年に一度、この時期だけのイベントなので見ているだけでも楽しいですよ♪
集めたくなる!町ごと&年ごとに変わる、ご当地ワインカップ
可愛すぎて初めて見た時に衝撃を受けるのが、このグリューワイン用のマグカップ。こちら、町ごと&年ごとにデザインが変わるので、現地ドイツ人でも永遠に集められるほど種類が豊富なんです。中身はグリューワインという赤ワイン。グリューワインはシナモンなどのスパイスなどを入れて温めて飲む、いわゆるホットワインのことです。ドイツの冬はマイナスまで行くほど寒いので、ホットワインを飲むと温まりますよ♪マグカップはデポジット制となっていて、返却するとカップ代が返金され、マグカップが欲しければそのまま貰ってしまえばOK♪お酒が飲めない方や未成年向けに、中身をジュースやホットココアにすることも出来ますよ。
食べるんじゃなくて飾るクッキー!レープクーヘン
どこのクリスマスマーケットでも見かける、このハート形の文字入りクッキー。クリスマスマーケットのログハウスに大量にかかっているハートは圧巻です。このクッキーはレープクーヘンといい、1年以上の保存がきくよう香辛料などを混ぜて作られたドイツの昔ながらのクッキーです。クリスマスマーケットで売られているクッキーはあまり食べるのには向きませんが、家に持ち帰って壁に飾ったり、クリスマスツリーにかけたりしても可愛いですよね♡ドイツ語の文字入りなので、意味を聞いたりしてドイツ語会話を楽しむのもありかも?
やっぱり食べたい!ドイツのソーセージ
せっかくドイツに来たのだから、ドイツならではの食事を楽しみたいですよね!ドイツといえばソーセージ。写真のようにソーセージはたくさんの種類があり、注文すると上にあるパンに挟んで渡してくれます。
大人も子供も時間を忘れちゃう!?移動遊園地
クリスマス時期に関わらずですが、ヨーロッパでは移動遊園地が盛んです!イベント時に大きな公園や広場に行くと、メリーゴーラウンドなどの遊具が設置されていて子どもも大人も遊べるようになっています♪クリスマスマーケットの移動遊園地は、子ども向けというよりは大人向けのデートスポットのような感じでしょうか。
人気のクリスマスマーケット5選
ドイツ国内のクリスマスマーケット、以下の代表的な5都市を紹介します。
(※新型コロナウィルスの影響により、2021年は開催がない場合もございます)
荘厳な新市庁舎と鐘の音色を楽しめる ミュンヘン
ミュンヘンは、ドイツ南部のバイエルン州にある都市です。ドイツではベルリン、ハンブルクに次いで3番目に大きな都市として知られています。大都会ではありますが、のどかな雰囲気もあり、居心地が良い街です。
クリスマスマーケットは、マリエン広場という大きな広場で行われます。100以上のログハウスが並び、飲み食いをしたり、クリスマス雑貨を買ったりと楽しむことができます。広場に面した「新市庁舎」には大きな仕掛け時計があり、定刻になると可愛らしく動きます。「新市庁舎」自体もゴシック様式の荘厳な建物で、そこに鳴り響くクリスマスの鐘はとても幻想的な雰囲気を誘います。
世界一有名で、最も美しいクリスマスマーケット ニュルンベルク
中世の街並みが残り、レンガ色の屋根が印象的なドイツ・バイエルン州第2の街であるニュルンベルク。中世の街並みを思わせる旧市街は、城壁に囲まれています。クリスマスマーケットの会場は、ニュルンベルク中央駅から徒歩20分程にある中央広場です。中央広場には多くのログハウスが立ち並び、キラキラしたクリスマス装飾が訪れる人を魅了します。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、この中央広場で行われる以外にも「子ども向けマーケット」があります。メリーゴーラウンドが置かれていたり、子ども向けの雑貨が売られていたりと、日本でいう夏祭りのような楽しさ。ニュルンベルク名物のニュルンベルクソーセージも必ず食べてくださいね♪
世界最古!おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさ フランクフルト
ドイツ・ヘッセン州の大都市フランクフルト。金融や経済、ビジネスの中心地でもあり、観光や留学先としても人気の都市です。フランクフルトのクリスマスマーケットは世界最古と言われており、その歴史は14世紀にまで遡ります。大都市だけに規模もかなり大きく、マイン川沿いのマインカイ~レーマー広場~パウルス広場~ノイエクレーメン通り~レープフラウエンベルク~ショッピングストリートのツァイルまで、ログハウスが立ち並び、お店の数は200以上!
また、巨大なクリスマスツリーが飾られ、木組みの家々とクリスマスツリーのコントラストが本当に素敵です。世界中からたくさんの観光客が訪れ、クリスマスマーケット会場は歩けないほど混雑します。
高さ50mの観覧車からクリスマスマーケットを見下ろす ベルリン
ベルリンにはいくつかのクリスマスマーケットがありますが、高さ50mの巨大観覧車が目立つ、赤の市庁舎近くのクリスマスマーケットがおすすめです!観覧車以外にも、回転木馬やジェットコースターなどの移動遊園地が充実しており、大きなアイススケートリンクもあります!子ども連れのファミリーのお出かけ先としても、デートスポットとしてもとってもおすすめのクリスマスマーケットです。規模がかなり大きいので、全部網羅しようとせず、あてもなくプラプラとソーセージを食べたり、ホットワインを飲んだりしながら楽しむのがおすすめです。
おとぎの国のような可愛らしさとイルミネーションが素敵 ドレスデン
かつてザクセン王国の首都として栄えた、ドイツ東部の街ドレスデン。クリスマスマーケットの歴史は14世紀に遡り、前述のフランクフルトより古いのでは?という説もあるほど。ドレスデンには例年、5ヵ所のクリスマスマーケットがありますが、その中でもシュトリーツェル・マルクト(The Dresden Striezelmarkt)には世界中から多くの観光客が訪れます。大きなクリスマスツリーと、移動遊園地が煌びやかなこのクリスマスマーケットは、まるでおとぎの国に来たような可愛らしさです。クリスマスグッツやオーナメントの販売も充実しているので、ショッピングも楽しめます♪
5都市のクリスマスマーケット、行きたくなってきますよね。ドイツ留学をする方はもちろん、イギリスやアイルランドのヨーロッパに行かれる方もタイミングがあえば是非遊びに行ってくださいね。前述の通り、ドイツ国内で2,500ヵ所もクリスマスマーケットがありますので、お気に入りの都市を見つけてみてくださいね。
おまけ ドイツに行ったら必ず寄りたいクリスマスショップ
ケーテ・ウォルファルト(Kathe Wohlfahrt)という、クリスマスグッズやオーナメントを1年中販売している、クリスマス専門店がドイツ各地にあります!(最近は日本にも出店していますが…)ドイツのクリスマスをもっともっと堪能したい方、ドイツのクリスマスマーケットに行った記念に何かグッズを買いたい方は是非寄ってみてはいかがでしょうか?