Voice 留学体験談
頑張り抜いて手に入れた合格証は一生モノ ~ ケンブリッジ英検CAE 合格体験記 ~
宮岡 時生さん
PROFILE
ご職業 | 大学生 |
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国・都市 | イギリス、ロンドン |
期間 | 41週間(2019年8月) |
学校 | セントジャイルス ロンドン セントラル校 |
参加プラン | イギリス(ロンドン)長期英語研修 |
ケンブリッジ英検の難関、CAEにチャレンジしようと思ったきっかけ
出発前は、現地で何かしらの資格にチャレンジしたいと思っていました。イギリスで色々な先生に話を聞き、ケンブリッジ検定は英語の勉強にとても役立つということを知りました。日本ではまだあまり浸透していないスピーキングのテスト、ライティングにおいてもエッセイやレポートなどのフォーマルなものから、友人に送るようなインフォーマルなメールまで広くカバーしていています。そういった話を聞くうちに、単に資格を持つというだけではなく、ケンブリッジ英検の勉強を通じて自身の英語力を高められると考えるようになりました。ケンブリッジ英検の中でも、上から2つ目のランクであるCAE(英検でいうと1級程度)にチャレンジすることにしました!
CAEクラスに入るのに努力したこと
留学に行く前に、きっと誰もが目にしたり耳にしたりする言葉だと思うのですが、留学に行く目的を明確にして目標を立てるということはとても大事だと思
います。すごく当たり前に聞こえるかもしれませんが、実際にやってみるのはかなり難しいことです。私も何度か心が折れました( 笑)。まず、最初のテストで割り当てられたクラスは下から2 番目のクラスでした。CAE を狙うには3つほどクラスを上げる必要がありました。英語の勉強の仕方は右も左もわからなかったので、学校の先生に聞いてみようと面談を予約しました。そこでCAE は厳しいかなと言われてしまい、初週にして2 度ほど心を折られました。しかし私の性格上、無理と言われたらより燃えるタイプなのでそこから、学校の授業時間込みで1日8~ 10 時間勉強の日々が開始しました。2週間ごとにクラスの先生と面談をする機会があるので、2週間ごとに自分の英語力をしっかり把握し、勉強プ
ランを立てて実行をするという形をとっていました。
また、日本人とは全くといっていいほど関わりを断ちました。そのせいもあり、最後まで親しかった友達の中には日本人は1 人もいません。日本人から見たら嫌な人だったかもしれないです(笑)。人に嫌われたりするのがどうでもよくなるくらいに英語の勉強に熱中していました。外国の個人主義が、馴染んできているというのもあるかもしれませんが…。また、英語の問題で間違えても、新しいことが知れてラッキーという考えを持ち、少しずつ本気モードになっていきました。そしてCAE の対策クラスに入ることができました! その後も、模擬テストで酷い点数をとってしまい泣きそうになったこともありましたが…。
現地生活に慣れるためにしていたこと
全てのことを英語で行うように心がけていました。最初の1ヵ月程は学校の寮に滞在していたのですが、その後はルームシェアする予定だったので、自分で探さ
なければなりませんでした。日本語のWEB サイトもあったのですが、何事も経験と考え、英語のサイトで頑張ってみました。事実、とても良い部屋を借りることができ、満足しています。英語を使って現地の人と同じように行動するというのは文化も知れますし、世間話からトレンドなんかも分かったりします。ただ、最初の1ヵ月は違う文化に対する拒絶反応でなかなか苦しかったです。また、勉強の合間にはイギリス国内旅行に行ったり、ドイツに行ったりと海外生活を楽しみました。
現地でのトラブル
1 番大変だったのは銀行口座を開設するときです。イギリスの銀行はその日に口座開設ができるわけではなくまず予約をとって、再度行く必要があります。そのため予約をしたのですが、最初の予約の時に書類を見せてOK を貰ったのに、次に訪ねたら書類に不備があると言われ、予約を取り直し今度こそと思っていたら、「あなたの身分では作れない」と言われてしまいました。初めて英語で怒った瞬間でした( 笑)。不思議なもので普段はそんなに話せずとも、その時はすらすらと言葉が出てきたのを覚えています。その帰り道は、話せたことに自信が出てきて上機嫌で帰れました。その後、別の銀行に依頼をし、フレンドリーな担当者の方に出会えたのも1 つの幸運でした。ただその時は持ってきたお金のみで生活しており、口座が開設できなければ朝ごはんのみの生活になってしまうと恐怖でした…。その他色々とありましたが、全てがナチュラルな英語に触れられる機会だと前向きにとらえて頑張りました!
日本に帰国後…無事に合格しました!
ケンブリッジ英検の結果が届き、無事にCAEに合格しました。自分で頑張り抜いて手に入れた合格証は一生モノになるだろうと確信しています!